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お知らせ | 健幸工房シムラ|自然素材で建てる自由設計の家。青梅市、あきる野市、八王子市、立川市の周辺エリア対応 注文住宅・リノベーション - Part 13

家づくりカフェ30 ~家のタイミング~

 

こんにちは!設計士の白岩です。

 

よく家を車やエアコンのように、今日より明日、明日より1年後の方が良い家が出来るのではないかという質問を受けます。

 

それはその通りだと思います。

 

今日より明日、明日より1年後の方が、技術は進歩し、新しい素材や材料が発見され、私たち設計士や職人の腕も上がります。

 

でも、、、そんな事言ってたら、何も一生買えませんよね。笑

 

まぁでも、、家は多くの人にとって一生に一度の買い物ですから、車や家電のように新モデルが出たら買い替えるなんて事はできませんので、その気持ちもとても良く分かります。

 

でも私は、誰しもに、家を買うタイミング、買えるタイミングというのが存在すると思っています。

 

それは、年齢的な人生設計のタイミング、貯蓄やローン返済年数からの逆算などの資金的なタイミング、子供が産まれ家族が増えたタイミング、親が定年退職するタイミング、気分的なタイミング、、

 

人それぞれにタイミングがあると思います。
私はそういった「時」がその人の人生においての家を買うタイミングだと思っています。新モデルうんぬんではなくて。

 

あと1年貯金すれば、次のボーナスが出れば、希望する家に手が届くなどの理由でしたら、そのくらいは待つべきかなとは思いますが、基本的に私は、気持ちや状況的に、買う・買えるタイミングが来ているのに、来年には新商品が、、、みたいな理由や、決断から逃げて先送りにしたその1年という「人生の時間の方がはるかに尊いと思っています。

 

新しい家で、希望の家で、新しい生活が送れるはずだったその1年は二度と取り返せません。

 

より良い子育て環境を悩んでいる内に、そもそも子供が育ってしまったみたいな。笑

 

 

何でもそうだと思いますが、こと家に関しては特に正解はありません。

 

というより、生活も状況も好みも年齢も、誰しも例外なく必ず変わります。

 

今も100点、そのまま10年後も100点はあり得ないんです。

 

できる事は、どう変わるかは誰にも分からないけれど、「変わるという事を前提に」考えておく、作っておくという事くらいです。

 

そして家は、特に木造の家はそれが可能です。

 

住む人の様々な変化と共に手を加えながら共に変化していく家。

 

そんな柔軟でおおらかな家を造って下さい。間取りも素材も考え方も全て、ちょっとラフなくらいがちょうど良い。

 

昔、ある超有名な建築家の先生に、「先生の家は芸術品のように精巧に緻密に造られていて素晴らしいですが、四六時中スーツを着てるみたいで肩が凝ります」と言って、「うるさい!」と怒鳴られた事がありますが、(笑) 家は普段着のようにラフに、破れたらもっとかわいく縫えば良いくらいの気持ちで考えるべきだと思います。

 

単純に、その方が人生楽しいですもん☆

 

前置き?が長くなりましたが、、笑

 

今週末、この「時」にこの「場所」を選んで、人生に縁があって完成したNさんのお宅の完成見学会を開催させて頂ける事になりました。

 

ぜひ、ある人の場合の時と場所と人生のタイミングと、ここからはじまる次の未来への暮らしのイメージを、皆さん自分の場合に置き換えて感じてみて下さい。

 

きっと参考になる事ばかりだと思います。

 

☆7/22(土)-23(日) 完成見学会☆ 

家づくりカフェ29 ~美しい家~

こんにちは!設計士の白岩です。

 

 

皆さん黄金比ってご存知ですか?多分、中学校とかで習ってると思いますが「人が嫌でも美しいと感じてしまう比率」ってやつです。ギリシャのパルテノン神殿やピラミッドがこの比率でできています。

 

 

でも黄金比は西洋の比率。

 

 

日本には日本の比率があるのをご存知ですか?

 

 

白銀比。別名、大和比。

 

 

日本人に自然に馴染むというか、本能的に美しいと感じる比率と言われています。

 

 

例えば、、、

 

 

トトロ

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出典msp.c.yimg.jp

 

 

ドラえもん

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そして、キティちゃん

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出典 サンリオ

 

 

美しくはない?笑

でもなじみ深いというか、嫌だと感じる人はいませんよね。

 

ちゃんと美しいのもあります。

 

法隆寺金堂

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その他にも、五重塔や実はスカイツリーにも大和比が応用されています。

 

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ちなみにウチの施工例にだって大和比の建物、ちゃんとあるんですよ?

 

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単純に、カッコよくないですか?笑

 

建物の形やプロポーションを整える事は、何もお金がかかる事ではありません。

 

同じ物でも、ちょっと時間と気持ちをかけてブラッシュアップできるかどうかだけです。

 

それは、1軒の建物の設計に3日しかかけれないハウスメーカー等の大量生産型の家づくりでは出来ません。やりたくても。。。

 

ちなみに、これが大量生産住宅の風景です。

 

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先ほどのの建物たちと比べてどうですか?

吐き気が、、、いえ、何でもありません。。。

また色んな人に怒られるからやめときます。笑

 

 

でも、、、

どうせ造るなら。同じようにすごい大金をかけるのなら。

丁寧な家にかけて欲しいと願っています。

 

家づくりカフェ28 ~生きた家。生きていく家~

こんにちは!設計士の白岩です。

 
「家づくりには正解がない」とか、「3度建ててみないと分からない」とか良く言われますが、評価基準が無い建築というのは家だけな気がします。

 
点数が採点者の好みによって変わると言うか。

 
これが、美術館とか図書館とか公共施設であれば、統計学や社会的価値や街のランドマークとしての価値など、「共通の」評価基準がそれなりにあります。
なので、設計コンペなどでも「満場一致で一等賞」という事が起きやすい。

 
その点住宅は、何かテーマやお題を設定しないと評価がしにくい。

 
こと個人住宅においてはまさにそれが顕著で、住む人(所有者)が良いと思うものが良いという事になってしまいがちです。

 
ただ、それで良いならコンピューターに設計条件を淡々と入力してEnterを押せばお手本のような設計図が出来上がる時代です。しかし、それが世の中から評価を受けたり雑誌に載った事例は未だ知りません。

 
なぜか。。。

 
教科書通りの、もし住宅テストってのがあるなら100点満点であろう設計がなぜ評価されないのか。。。

 
それはきっと単純に「つまらない」からです。

 
「ああ、予定通りに出来た。良かったね」 「はい、いくらになります」 で終わるからだろうなと感じています。

 
そこには、感動もストーリーも思い出も何も無い。

 
良くも悪くも、喜んだり怒ったり、迷ったり悩んだり、感激したりがっかりしたり、という喜怒哀楽すら無い。

 

 

「感情のない建築」だからです。

 
家はショーケースに入れて飾って置く「物」ではなく、暮らしの「場」なのですから当然と言えば当然です。

 
ああ、キレイに出来た。壊れないようにそっとしまっておこう。

 
ではダメなわけです。そもそもそれは家じゃないわけですね。それでは、1分の1の模型でしかないわけです。

 

 

家は、、、

 
ぶっ壊れるくらい全力で暮らしましょう。笑

 
壊れたら直してあげましょう。

 
たまには、洗ってあげたり、お化粧してあげたり、オシャレもしてあげましょう。

 
一緒に年を重ねていきましょう。。。

 

 

 

家に関して、もう一つ良く言われる言葉があります。

 

「家づくりは人生づくり」

 

私は、この言葉の方がずっと好きです♪

 

とおりぬけフープー

☆7/1-2 完成見学会☆ ~トカイナカのいえ~

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こんにちは!設計士の白岩です。

 

今週末、7/1(土)-2(日)に完成見学会を行います!

 

青梅市新町という新興の人気住宅地。

 

東京23区内に比べれば田舎な環境の青梅市。

 

青梅市の中では商業エリアであり住宅密集地である新町。

 

田舎の環境の良さと都会の利便性を、どちらも程よく備えている、

 

都会×田舎=トカイナカ。

 

トカイナカに建つ、トカイナカの家です。

 

渋谷区や目黒区など、23区内の狭小住宅地で設計をしていた時は、屋根と屋根がぶつかりそうなほど住宅がひしめき合う中で、いかにプライバシーを守りつつ、陽や風を取り込むかという事が毎回の課題でした。

 

青梅市や羽村市、西多摩郡で設計する事が多くなってからは、良好な自然環境にたくさん開きつつも、いかにプライバシーを守り、花粉や虫、土ぼこりを防ぐかが課題になっています。

 

程よく周辺環境を取り込み、程よく周辺環境を防ぐ。

 

そんな事を考えながら完成した家が、この「トカイナカのいえ」です。

 

体感どころポイント① 風

渋谷のヒカリエや丸ビルなど、大規模都市計画をした時の超高度通風解析シュミレーションとまではいかなくとも、通風計画学と気象データに基づき、配置・サイズ・開き方、を決めていった窓からは、とても良い風の流れを感じてもらえると思います。

特に2階は、風通しが良すぎて窓を全開にできないくらい風が抜けます。

 

体感どころポイント② 陽

日当たりも良すぎるので、夏の暑さや洗濯物の日焼け色落ちを懸念し、逆に少しセーブしつつ室内まで陽を取り込めるように、屋根の深いインナーバルコニーとし、手すりの隙間の間隔を調整しました。

 

体感どころポイント③ 外観

つるつるテカテカしたデザイナー住宅のような、スタイリッシュになりすぎず、田舎の民家にもならないような色使いとプロポーションを狙った、トカイナカ外観デザインです。

 

その他にも、ちょっとした収納棚の工夫や、廊下からトイレへの入りやすさの工夫などしています。

ぜひ、プチ工夫をたくさん見つけてみて下さい。

 

7/1sat2sun自然素材の家 完成見学会!

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S様 お引き渡しセレモニーを執り行いました!

本日 S様のお引き渡しセレモニーを執り行いました!

 

先日お引っ越しを終えたばかりのS様ご家族。

娘さんがちょうど学校から帰って来たので、娘さんも一緒に出席して頂きました♪

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レッドカーペットにご登場頂き、

社長、設計担当の増田、営業担当の笠間から挨拶を延べ、テープカット。

「テープカットはじめてです。」とご主人にハサミを入れて頂きました。

ご主人と奥さまからも、一言づつ頂き、花束贈呈。

そして最後にスタッフみんなと記念写真も撮らせて頂きました。

 

とてもセンスの良いご夫婦で、照明や家具、建具や内装なども素敵なので、

完成された新居に少しお邪魔させて頂きました。

 

丁度 娘さんがお友達と一緒に 梁にかけたロープブランコで遊んでいたり、

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素敵なイスが並んでいたり

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照明はLEDランプ。(傘がこれからつくそうです)

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こちらは古い時計。地元には地域通貨のしくみがあり、そこで呼びかけして見つけたようです。

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ご主人がベトナムで買ってきたという雑貨。

 

素敵な雑貨やインテリアを見させて頂いていると、ちょうどダイニングテーブルの天板が届きました!

一枚板がどっしりと家の真ん中に!

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娘さんが 「あ!つばめ!」と節の所に手を延ばしていました。

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「なるほど〜。たしかにつばめに見えるね」ご主人もうなづきます。奥様も隣でにっこり。

娘さんの素敵な感性と、ご夫婦のほっこりした雰囲気が

この土地と、庭と家と ずっと前からそこにいたような ゆったりとした時間が流れていました。

 

S様、これからアフターなどで長いおつきあいが続きますが

よろしくお願い致します。

 

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