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出張版☆家づくりカフェ15 ~時を刻む家~内覧会 2/11-12

 

こんにちは!白岩です。

 

今日は、完成見学会のお知らせです。

 

 

あきる野市野辺。
閑静な住宅街の一角にその家はあります。
その辺りに行けばすぐわかります。
他の洋風な家々の中で一風変わった土っぽい家がありますから。笑

 

 

このお家は、建て主のKさん家族と設計者の私と現場監督や各職人さんのコラボレーションで出来上がった、たくさんの「人の想い」と「時の物語」が詰まったお家です。

 

 

 

■何十年単位の「時」

 

この家のリビングと和室を隔てる風合いのある格子建具は、建て主のKさんがアンティーク家具屋さんで見つけてきた建具を、私がその建具のサイズに合わせ図面を描き、現場監督が加工場に運び、建具職人さんが細部を調整&加工して出来上がりました。
そして良く見るとこの建具には、以前使われていたお宅のお子さんが描いたであろう落書きが刻まれています。笑
どこにあるかは探してみて下さい。

 

 

 

■春夏秋冬の「時」

 

この家のほどほどの長さの軒は、南隣のお宅との距離と、夏と冬の太陽の角度から逆算して長さが決まりました。
夏の強い日差しは遮り、冬の暖かな陽はリビングの奥まで招き入れる。
そしてこの軒先には雨どいがありません。
私はつい杓子定規に雨どいを提案してしまいましたが、建て主のKさんの希望で外しました。

 

「雨を愉しみたいんです」

 

この一言こそが、この家のデザインを物語っています。

 

建て主さんのDIYによってこの軒下には縁側ができる予定です。
目の前の庭には立派なしだれ梅。

 

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて。

 

この縁側にKさん家族が座る事で、天気と四季を愛でる空間になると思います。

 

Kさんも私も、お酒が弱くてコーヒー好きという共通点があるので、花見酒ならぬ花見コーヒーが今から楽しみです。

 

 

 

■温故知新

 
正直に言えば、建具にしても何にしても、出来合いのメーカー品をただ取り付けるだけの方が設計士も現場監督も建具職人も楽です。

 
いや、そもそも出来合いの物を説明書通りに組み立てるだけですから建具職人は必要ありません。

 
そうやって職人の手が必要ない、工業化され大量生産化された家が現在主流の家づくりです。

 
いえ、主流”だった”家づくりです。

 
モノからコトへ時代の価値観が変わってきた現代とこれからは、人の手や関わる人たちの顔の見える家づくりの大切さが改めて見直されています。

 
そしてそんな家を、現代技術で造る事が大切です。

 
具体的には、耐震性や断熱性です。昔より今の方が優れている部分は現代の技術を用いて。

 
古き良き部分は、先人の知恵を受け継いで。

 
効率と合理化を追求する家づくりからも学ぶところはたくさんありますし、世の中に必要だと思いますが、それとはまた違った、温故知新の家づくりという価値観もまた、大切にしていきたいですし、必要とされていると思います。

 
このお家から、人と人との繋がりの中で造られていく家づくりの物語や価値を感じて頂けたらとても嬉しいです。

 

キャプチャ01

 

キャプチャ02