シムラについて

スタッフブログ

2月, 2017 | 健幸工房シムラ|自然素材で建てる自由設計の家。青梅市、あきる野市、八王子市、立川市の周辺エリア対応 注文住宅・リノベーション - Part 2

Y様邸引き渡しセレモニー!

先日 見学会にご協力頂いたY様邸の引き渡しセレモニーを執り行いました。

Y様邸に到着すると、すでに家の中から お子様達の賑やかな声が・・・!

引き渡しには、Y様ご家族とご両親、奥様の妹さんも出席下さり、

総勢12名でのセレモニーとなりました。

玄関にレッドカーペットとテープを用意して、Y様ご家族に出て来て頂き

セレモニースタート。

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現場や設計、営業の担当をはじめ、社長からもお祝いの言葉を述べさせて頂きました。

そして花束贈呈の後、ご家族みんなでテープカット。

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テープにハサミが入り・・・・カットした瞬間、ほっと笑顔に。

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「おめでとうございます!」スタッフから拍手が・・・パチパチパチ☆

 

色々とご縁があり、シムラでの家づくりを決めて下さったY様ご家族。

モデルハウスや実際にシムラで建てた家を見に足を運び、

実際に見て、家族でのイメージを固めていったようです。

ご主人は、メリハリのある空間、

(みんなで一緒に過ごす空間と、一人で居られる空間)を持てた事が良かった。

これから過ごすのが愉しみ。と話して下さいました。

2人のお子様は、個室の勾配天井をとても気に入っている様子。

キッチンの広さは、奥様にも満足頂けたようです。

 

ロフトまでの吹き抜けや、梁のあらわしなどの

見応えある写真は後ほど施工事例にアップします。

 

最後にみんなで記念写真をパシャリ★

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差し入れにお茶やお菓子まで頂き、ありがとうございました。

シムラスタッフで美味しくいただきました♪

Y様、これからも 末永くおつきあいをよろしくお願い致します。

木のスプーンとつみき〜木を知るものづくりWS〜

今月の18日(土)郷の家モデルハウスにて開催WSのお知らせ

『Ki to Te 〜木を知るものづくりVol.1〜』

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Ki to Te とは

暮らしに木を取り入れる。

決しておおげさな事では無くて、

森や公園に行ったり、草花のお世話をしたり、

木のおもちゃや木の食器を使ったり、

木の家具を選んだり。

木とふれあう場面は沢山あります。

赤ちゃんから大人、高齢者の方まで、

木とふれあう時間がもっと増えたらいいな。

そして 木を使ったり、ものづくりを体験して
永く大切に使えるモノ・コトも
もっと広がっていったらステキだよね。

そして何より ものづくり人に出会ってほしい!

そんな思いから このワークショップを企画しました。

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第一回目となるKi to Teは、

御岳に工房を構える『木工房ニレ』の小山さんと海老名さんにお越し頂きます。

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左:小山 勲さん 右:スタッフの海老名さん

木工房ニレの小山さんは、

様々な木を使った創作活動の他、家具の受注生産や工房で木工教室も開催。

木でものづくりをしたい という方のお助けマンなんです。

初心者の方が 家具や雑貨を作る手助けをしたり、

企業や市と関わって木のおもちゃの開発や木育に携わっています。

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写真:工房には様々な樹種の木が積まれています。ざっと目につく所だけでも十数種類。

木について尋ねると色々と教えてくれる暖かい小山さん。

先日も、木の実の話で盛り上がりました。

「木の実も大好きですよ。自然なカタチや色や香りがあり、とても面白いよね。」

知識の多い小山さんの所には、この実って何かな?と持って来る人が多いとか。

ハンカチの実、トチの実、ヒマラヤ杉の松ぼっくり、オニグルミ、、、、

工房の二階には色んな木の実が保管してあるそうです。

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18日(土)に作るのは、これ☆

・カトラリーづくり(ヒバ、カバの木から選ぶスプーン) 300円

・青梅杉を使ったななめつみきづくり(収納バッグ付) 500円

どちらも3種類の紙ヤスリで磨きあげます☆

ななめつみきは絵の具で色塗り、お名前はんこでスタンプを押せる収納バッグのおまけ付。

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写真:カトラリー材料作り。これから大体の形にカットし、削る作業。WSでは仕上げのヤスリとオイル塗りをします。

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写真:完成イメージ(スプーンとななめつみき)

 

ぜひ 木に触れる、木をみがく面白さを体験してみませんか?

まだ 空きがありますのでお早めにご予約ください^^

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郷の家モデルハウス

Ki to Te~木を知るものづくりVol.1

2/18()<午前>10:30-12:00 <午後>13:00-14:30
■対 象:幼児~大人
※幼児から参加できます。保護者同伴 
※赤ちゃんをお連れの方は予約託児も承ります。

■参加費:(1)カトラリー作り 300円(2)ななめつみきづくり 500円
■持 物:汚れても良い服装
■講 師:木工房ニレ小山勲、シムラ設計士 白岩久知
■定 員:各10組

お申し込み/0428-34-9555(シムライベント担当)

event@sumitai-ie.jp

【郷の家】【まちゼミ】Ki to Te~木を知るものづくりVol.1~

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出張版☆家づくりカフェ16 ~人の手でつくる、人の住む家~

 

こんにちは!白岩です。

 
東日本大震災以降、人と人との繋がりや絆、助け合う事の必要性、お互い様の心など、思いやり、想い合いの価値が再認識され、モノづくりもビジネスもサービスも、「モノからコトへ」と叫ばれて久しいですが、家づくりにおいても、いえ、人の命を守り、人生で最も高い買い物である家づくりこそ、顔の見える関係が重要な時代になってきました。

 
でも歴史的に見れば、顔の見える人の手による家づくりは古来より当たり前に行われてきました。

 
工場の機械による大量製造の組み立て式になったのは、ここ50年程度の話です。

 
戦後、高度成長期を迎え住宅不足に陥った日本にとって、驚異的なスピードで量産できる家のつくり方は、当時はまさに希望でしたが、やはりその場しのぎで作った技術は長くは持ちませんでした。

 
分かりやすく言えば、簡単につくったものはやはり簡単に壊れるんですね。
それらの住宅はその後30年と持たずに壊れていく事になります。

 
その後、ツーバイフォーと呼ばれる家のつくり方が普及しました。
今でも多くの住宅メーカーで採用されているため皆さん聞いた事があると思います。

 
ただ、、ツーバイフォーはアメリカで開発された工法のため日本の気候には合いませんでした。
私もまだ社会人になりたての頃、アメリカからツーバイフォーの技術を日本に持ち込んだ創始者の人とよくお仕事させて頂きましたが、湿気対策に四苦八苦していました。

 

 

乾燥気候のアメリカでは問題ありませんでしたが、「湿気」の国である日本では次々に木材が腐っていってしまったんですね。

 
ツーバイフォー住宅は簡単に言えば、合板でできた壁をパタパタと組み建てていく作り方です。
日本古来の、柱と梁で骨組みを作ってから屋根や壁を貼っていく作り方と比べると、スピードは雲泥の差で、強度も高めやすく、実に合理的なアメリカらしい工法でした。

 
(ただその強度にはちょっと問題もあって。。長くなるので、計算上の強度は簡単に高められるとだけ言っておきます)

 
しかし、壁を組み立てていくわけですから良くも悪くも「すき間」が無かったんですね。
そのため、湿気の逃げ道が無くなってしまい木がカビてしまったんです。
皆さんも、お風呂や洗面所など湿気が多くて通気性が悪い場所で壁や床にカビが生えているのを見た事があると思います。

 
木にもカビが生えるんです。
木材腐朽菌と言って、なじみのある緑色ではなく白いカビ。
(閲覧注意なので画像は自粛します。興味ある方はググってみて下さい)

 
これらに対し、日本古来の工法は「在来工法」それを現代風にアレンジしたのが「在来軸組工法」と呼ばれている工法です。
日本で生まれた工法ですから当然、湿気をはじめとする日本の気候に合ってはいるのですが、なんせ、夏は暑くて冬は寒い。。

 

多分皆さんも、おばあちゃん家とかで経験あると思います。

 

 

日本の昔の民家はとにかく寒い。そして地震と火事に弱すぎて非常に危険。。
という事で、高耐震!高気密!高断熱!という言葉が、テレビ!洗濯機!冷蔵庫!みたいに住宅業界の三種の神器になりました。

 
でも皮肉な事に、これもまた「湿気」を考えない内に流行りになってしまったものですから、今度もまた柱梁がカビる家が増えてしまいました。

 
でも、湿気の事を考えた上で、高耐震・高断熱・高気密な、日本の気候に合った日本家屋はちゃんと造れるんです。

 

 

特別な技術もお金も必要ない。

 
ちゃんと考えて丁寧に造るだけなんです。

 
それにはやっぱり、レンジでチンするように工場でパッケージされた商品を説明書通りに簡単に組み立てるだけではダメなんです。

 
素材を見て、味見をしながら、コトコト煮込むように、じっくり・しっかり・丁寧に造らなければ。考えなければ。

 
多くの人にとって家づくりは一生に一度。
食事で言えば、最後の晩餐に何を選ぶかという事だと思います。

 
それが冷凍食品では、私は寂しいです。

 
奥さんの手料理か、おふくろの味か、それともお気に入りのレストランか。
いずれにしても、そこには人の手が、人の想いが、私たちの思い出が関わっているはずです。

 
人の住む家は人の手で。

 
原点だけは忘れないでいたい。

 
大切な思い出となる、そして出来上がった後も思い出がずっと続いていくような、顔の見える家づくりをしましょう!

 

 

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出張版☆家づくりカフェ15 ~時を刻む家~内覧会 2/11-12

 

こんにちは!白岩です。

 

今日は、完成見学会のお知らせです。

 

 

あきる野市野辺。
閑静な住宅街の一角にその家はあります。
その辺りに行けばすぐわかります。
他の洋風な家々の中で一風変わった土っぽい家がありますから。笑

 

 

このお家は、建て主のKさん家族と設計者の私と現場監督や各職人さんのコラボレーションで出来上がった、たくさんの「人の想い」と「時の物語」が詰まったお家です。

 

 

 

■何十年単位の「時」

 

この家のリビングと和室を隔てる風合いのある格子建具は、建て主のKさんがアンティーク家具屋さんで見つけてきた建具を、私がその建具のサイズに合わせ図面を描き、現場監督が加工場に運び、建具職人さんが細部を調整&加工して出来上がりました。
そして良く見るとこの建具には、以前使われていたお宅のお子さんが描いたであろう落書きが刻まれています。笑
どこにあるかは探してみて下さい。

 

 

 

■春夏秋冬の「時」

 

この家のほどほどの長さの軒は、南隣のお宅との距離と、夏と冬の太陽の角度から逆算して長さが決まりました。
夏の強い日差しは遮り、冬の暖かな陽はリビングの奥まで招き入れる。
そしてこの軒先には雨どいがありません。
私はつい杓子定規に雨どいを提案してしまいましたが、建て主のKさんの希望で外しました。

 

「雨を愉しみたいんです」

 

この一言こそが、この家のデザインを物語っています。

 

建て主さんのDIYによってこの軒下には縁側ができる予定です。
目の前の庭には立派なしだれ梅。

 

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて。

 

この縁側にKさん家族が座る事で、天気と四季を愛でる空間になると思います。

 

Kさんも私も、お酒が弱くてコーヒー好きという共通点があるので、花見酒ならぬ花見コーヒーが今から楽しみです。

 

 

 

■温故知新

 
正直に言えば、建具にしても何にしても、出来合いのメーカー品をただ取り付けるだけの方が設計士も現場監督も建具職人も楽です。

 
いや、そもそも出来合いの物を説明書通りに組み立てるだけですから建具職人は必要ありません。

 
そうやって職人の手が必要ない、工業化され大量生産化された家が現在主流の家づくりです。

 
いえ、主流”だった”家づくりです。

 
モノからコトへ時代の価値観が変わってきた現代とこれからは、人の手や関わる人たちの顔の見える家づくりの大切さが改めて見直されています。

 
そしてそんな家を、現代技術で造る事が大切です。

 
具体的には、耐震性や断熱性です。昔より今の方が優れている部分は現代の技術を用いて。

 
古き良き部分は、先人の知恵を受け継いで。

 
効率と合理化を追求する家づくりからも学ぶところはたくさんありますし、世の中に必要だと思いますが、それとはまた違った、温故知新の家づくりという価値観もまた、大切にしていきたいですし、必要とされていると思います。

 
このお家から、人と人との繋がりの中で造られていく家づくりの物語や価値を感じて頂けたらとても嬉しいです。

 

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