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出張版☆家づくり図書館 〜家づくりフェス!成功の秘訣は感動〜

こんにちは!空間クリエイターの白岩です。

 

今週末は参議院選挙ですね!

ちまたでは、三宅洋平さんによる今までにない伝え方。選挙フェスが話題になっていますね。

言葉遣い、風貌、格好、、、同年代の私から見てももうちょっとやり方があるのでは、、、ってツッコミたくなる所もありますが、彼の言葉は他の誰よりも心に響きます。

それは彼が、必死で、精一杯、ホンネで、全てを賭けた覚悟を持って、自分の言葉で伝えようとしているからではないでしょうか。

己の我欲、保身、利益、などではなく、みんなでみんなの未来のために。と必死に呼びかけている。

彼の話し方は、主語が「私」ではなく「みんな」なんですね。

後から考えればそれが選挙ですし、当たり前なんですけど、今まで誰も気づきませんでしたよね。。。

「私に」1票を!必ず公約を実現してみせます!

という今までの選挙に革命を起こしたといっても良いかも知れません。

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私は彼の演説を聞いた時、コンピューターではない、建築家という一人の人間の生き様に似た感覚を受けました。

 

それなりにキレイにまとまった、当たり障りの無い、機械的な建築も良い。でもそれはあちこちで売っていますので好きなの探して買った方が良い。安いし早いし大企業の看板も付いてきます。

でも私は一人の人間としてそういう空間に感動したことは一度もないんです。

それよりも私は、一緒に、手作りで、苦労も不満もすれ違いもありながらもそれらを乗り越えて創り上げた空間に、意味があると、それこそが現実の人生であり、現実の人間関係であり、実際の日々の暮らしだと思うのです。

ならば、その人生生活の拠点となる家もまた、現実の家であり、現実の家づくりでなければならないと思います。

 

血の通った私たち人間が、一度きりの人生の拠点とする空間、生きていく場所は、血の通った人間の手で創られた血の通った空間でなければいけません。

 

そして、心が震える『感動』が得れる空間があるとすればそれは、人間生活のベースとなる住空間にまずあるべきです。

 

人が生きていく糧って、前を向いて人生を歩いて行くための糧って、感動や喜びという所にあると思いますから。

 

昔、ある建築家の先人にこんな事を教わりました。

施主さんの要望を全て叶えて満足して頂けたら100点満点。

でも、施主さんの気持ちになり、思いに寄り添い、言葉にできない願いを叶えられたら120点頂ける。そこに至って初めて満足を超えた感動をして頂けるのだ。と

 

私たち設計者は皆、そこを目指して日々知識を増やし、経験を積み重ね、自問自答を繰り返しています。

 

住み手の皆さんの一生に関わる真剣勝負。

私たちにとっても毎回毎回が、この職を次もまた続けるべきか否かを賭けた覚悟で臨む真剣勝負です。

意見がぶつかる事もあるでしょうし、不満を感じる事も、不安になる事もあると思います。

でもそれこそが、本当の人間関係。

本当に感動できる家づくりは、その先にしかありません。

 

家を商品のように買うという発想や、うわべだけのビジネス関係では絶対に辿り着けません。

 

家は物ではありません。

たった一度きりの人生のベースとなる「環境」なんです。

子供がこれから育っていく「環境」なんです。

どうか、家の環境にこだわって下さい。

家の素材、その結果できあがる家の中の空気にこだわって下さい。

そして最も大切なことは、家を「好き」になって下さい。

好きになれる家をつくって下さい。

そうでなければ、悲しすぎます。

どんなに高性能で等級なんちゃらって国のお墨付きをもらっても、どんなにメンテナンスの手間がかからない楽な家でも。

 

シムラでもプロとして当然、耐震も省エネも断熱も全て最高等級仕様を用意していますし、長期優良住宅や認定低炭素住宅もラインナップを用意していますが、それらの価値観は全部おまけみたいなもんです。オプションです。

まず何より、そこに住むことが気分よく無ければ。愉しくなければ。その家が好きでなければ。一体何の意味があるでしょう。。

何のために家を建て、何のために人生を左右するほどの金額を支払うのでしょう。

家は、レースで勝つためのマシンではないんです。

勝ち負けなんて無いんです。何かの指標で比較なんて無意味なんです。

家の価値を決めるのは、価値を決めれるのは、「自分」だけなのですから。

だって自分の人生ですもの。自分が生きていくための場所ですもの。

一戸建てだって、小屋だって、マンションだって、賃貸だって、キャンピングカーだって、カタチはなんだって良いです。

ただ、結果のカタチは何でも良くても、マックや牛丼や100均の感覚で選択しては絶対にだめです。

使い捨てられませんし、交換もできません。

価格も人生を賭ける金額です。どんなに安くたって建物だけでも1000万円超えるのです。土地も入れたらもっともっとです。

ほとんどの人がローンを組んで払うのです。そりゃあ2000万円よりは安いけれど、感覚がマヒしているだけで、どんなに安くても家は人生を左右するほどの価格なんです。

 

色んなことを妥協してあきらめて値段で選ぶくらいなら、私なら家なんて買わずに賃貸で良いです。税金はかかるし、身動きとれなくなるし。

欲しくもないものに自由を奪われたくないですし、そんなものを30年以上も背負いたくない。

 

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私は「お客さん」と呼ぶのが嫌いです。

ましてや、「お客様」という言葉は使った事がありません。

私には「お客さん」という言葉は「年間何十人のお客さんの一人」に近いニュアンスに感じられるからです。記憶にも残りづらい。

なので、失礼のないようなトーンで「〇〇さん」としっかりお名前で呼ぶように心がけています。

ぜひ、私たち設計者と友達になって下さい!

友達にならば、良い事も悪い事も、不満も不安も素直にぶつけるはずです。

その代わり喜びも2倍です。楽しさも2倍です。

喜びが2倍になって「感動」になります。

 

人生の中で最大級のイベントである家づくり。

そして人生はみんなに平等に一度きり。。

友達も恋人も家族も、私たちも、、この出会いは奇跡であり、まさに一期一会です。

ならば、一緒に最大級の感動をしましょう!

 

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