広い土間リビングが魅力の愛犬と暮らす家
青梅市友田に完成した O様邸。
ご夫婦とペットのレトリバー君が住む、白と黒の和モダンが映えるお住まい。
〈ペットと住む。〉を前提とした家づくりには、人も愛犬も快適に暮らせる工夫がたくさん。
1Fはキッチンからリビングまでひんやり気持ちの良い土間を広く作り、
わんちゃんの生活スペースもゆったり。
家中に空気を運んでくれる緩く大きな一枚屋根と高い高い吹抜け。
夏は涼しい空気を運び、冬は薪ストーブの熱を家全体に巡らせてくれます。
深く張り出した軒が夏の日光を防ぎ、漆喰の壁が調湿効果を発揮。
わんちゃんをひとりでお留守番させなければならない日も、エアコン要らずで安心です。
内装デザインも素晴らしい仕上がりになりました。
ビンテージ感ただよう土間のタイルと無垢材の床、最後まで悩みに悩んだ建具の〈黒〉。
全体が絶妙に調和して、新しくも懐かしい古民家の雰囲気に。
こだわりのキッチンは美しいステンレスのもの。
硬質で無機質なシンプルさが、漆喰壁や無垢材と不思議と調和し、
飾り立てないかっこよさのある、モダンなキッチンとなりました。
そしてキッチンの先には、わんちゃんのお部屋も兼ねたパントリー。
ご主人がキッチンに立てば、ぐるりと土間を回り込んでお伺い。
土間に設置した薪ストーブに薪をくべれば家中に暖かさが伝わります。
さっそくわんちゃんものんびり寛いでいますね。
さらにこだわりは隅々まで。
トイレの壁は腰壁づくり、壁紙には和紙を採用致しました。
日本の風土に合った素材と建て方を選べば、自ずと機能性やデザインが融合し、
人もペットも健康に過ごせる快適な家づくりが叶います。
■設計担当/白岩 久知