ブログ&コラム

2026.5.11

部署を越えて、家づくりを考える日

毎月、全員が提案者になる日があります。

シムラでは、月に一度「商品開発会議」を行っています。

設計・工務・営業だけでなく、普段は現場やお客様と直接関わらない部署も含めて、
全部署から毎月一人ずつ、建物やサービスについての提案を持ち寄る会議です。

以前は、設計や工務、営業など家づくりに直接関わる部署だけで行っていました。
ただ、「もっと違う視点の意見もあった方がいいよね」という話から、今の形になりました。

内容は新しい建物のアイデアだったり、サービス改善だったり、働き方についてだったり。
毎回、思った以上に幅広い話が出てきます。

どんな提案が出てくるのか

たとえば、

「大工育成をもう少し丁寧にできないか」という現場目線の話。
「造作家具のラインナップを整理したい」という設計側の提案。
「無垢床の研磨メンテナンスを、アフターサービスに組み込めないか」といった
外部サービス活用の案。

また、お客様との打ち合わせをもっとスムーズにできるように、
資料共有や進行のデジタル化についての話が出ることもあります。

ただ、そういう話になると必ず、
「でも紙の資料を一緒に広げる時間って、やっぱり良いよね」
という声も出てきます。

効率だけでは割り切れない部分があるのも、家づくりのおもしろさなのかもしれません。

最近おもしろかったのは、
「推し活がしやすい家」
「記念写真を撮りたくなる余白のある設計」というアイデアでした。

性能や動線だけではなく、時代に合う“暮らし方”そのものを考えていないと
出てこない発想だなと思います。

部署を越えて話す場があることで、
家づくりの視点も少しずつ広がっている気がします。

良い案は、そのままチームを組んで実際のプロジェクトとして動き出すことも。

「どう売るか」より、「どう役に立つか」

先日の会議では、営業部からは初期接客についての話も出ました。

その中で印象に残っていたのが、
「どう売るかではなく、どう役に立つかを考える」という言葉です。

契約を急ぐより、まず信頼関係をつくること。
数を追うより、「この人に相談してよかった」と思ってもらうこと。

営業の話ではありましたが、聞いていて
「これはどの部署でも大切にするべきだな」と感じました。

現場の声が、少しずつ家づくりに返っていく

全部署が提案できる場があると、会社の中に常に
「もっと良くできないか」という視点が残り続けます。

派手な変化ではありませんが、こういう小さな改善や会話の積み重ねが、
今のシムラの家づくりにつながっているのだと思います。