先日のあるお日柄の良い日に、お客様邸の地鎮祭を取材させていただきました。
地鎮祭(じちんさい)とは、建物を建てる前にその土地の神様に工事の無事と安全を祈願する神道の儀式です。
施主様や工事関係者が参列し、祭壇を設けてお供え物(米、酒、塩、魚、野菜、果物など)を捧げ、神主様が祝詞を読み上げて土地を清めます。
朝から雨が降っておりましたが、祭事の頃には晴れ間がみえ、日が差してくるほどみるみる天気が回復。
会場に着くとすでに神主様が到着されており、祭壇の準備が始まっています。
私たちも早速お手伝い。
その後お施主様ご一家がご到着。
生後間もない赤ちゃんも!
小さな小さなあんよが可愛い〜!
神主様が準備を整えられ、お施主様ご一家に地鎮の儀の作法を一通りご説明くださいます。
いよいよ地鎮祭のスタートです。
祝詞奏上
神主様が工事の安全と家の繁栄を祈る祝詞を奏上します。
四方祓
これから工事が始まる土地をまるごと清めるための大切な神事。
敷地の四隅と真ん中に、感謝と祈りを込めて清めを行います。
地鎮の儀
施主様や工事関係者が鎌や鍬で盛砂を掘り起こし、鎮め物を埋めます。
刈初(かりぞめ)
設計士の矢部が「草を刈る」動作を模します。
→「エイ、エイ、エイ!」の掛け声と共に、鎌を使って草を刈る仕草をします。
草を刈り、土地を清めて、家づくりの第一歩を踏み出します。
穿初(うがちぞめ)
お施主様が「土を掘る」動作をします。
➡鍬(くわ)を持って「エイ、エイ、エイ!」と3回鍬入れします。
土を掘り、いよいよ工事が始まることを神様にお伝えします。
鋤入(すきいれ)
代表の志村が鋤(すき)を入れて、土地を均す動作をします。
安定した土台になりますように、という願いを込めて。
玉串奉奠
参列者が玉串を捧げ、二礼二拍手一礼を行います。
お施主様に続き、シムラスタッフも玉串を捧げます。
滞りなく儀式が進み、最後は皆さんでお神酒をいただいて無事終了。
赤ちゃんの健やかな成長と、ご家族の新しい暮らしがこの土地で穏やかに始まることを願ってやみません。
地鎮祭は、家づくりにおける最初の大きな節目。
これから始まる工事も、心を込めて丁寧に。
スタッフ一同、気を引き締めて取り組んでまいります!