『程よい距離感』を保つ2世帯住宅
青梅市新町に完成した M様邸。
お母様と娘さんご夫婦の3人で暮らす家。
程よい距離感を保つために、一階はお母様の居室と共有リビング。
二階はM様ご夫婦のスペースと住み分けがされています。
明るく開放的な大きな窓のある1階の共通リビング。
床には30mm厚の杉材を使用しています。
近隣の借景を望みながら、家族の団欒の時を過ごせます。
キッチン横にはの可動式の棚が設置され、
季節ごとや気分で飾りを変えたり高さを変えたり変化をつけられます。
1Fリビング横のお母様の居室には、こちらもリビングと同じ杉材を採用しています。
杉材を使用すると、和の雰囲気にも似合います。
和家具などを置かれても素敵になりそうですね。
2階のリビングはご夫婦のスペース。
こちらは床材に赤松を使用しており、1階とはまた少し違う雰囲気に。
奥には簡易キッチンや洗濯機も置ける洗面室があり、
充分家事ができるようになっています。
年代差による、生活時間帯のズレも解消できるよう工夫された間取りです。
ちょっとした小物を置ける飾り棚。
後付けとなると設置も意外と大変な棚類も、センス良く配置されています。
ご夫婦の寝室とバルコニーの間には、雨の日や外出予定の日にも嬉しい、
インナーバルコニーをつくりました。
室内に干すと一気に生活感が出てきますが、
扉を閉めれば寝室から一つ区切られますので、
すっきりと過ごすことができます。
ウォークインクローゼットは、お掃除もしやすく使いやすいオープンタイプ。
収納に便利な小屋浦収納へは、こちらの階段から上がります。
家じゅうに使用された無塗装の無垢の床材や、
壁・天井に使われた優しい月桃紙の質感がナチュラルでリラックスできる雰囲気に。
月桃紙は豊かな素材感を持つ和紙で、特有の調湿効果がございます。
自然素材で気持ちも体も心地よい住まいとなりました。
■設計担当/白岩 久知