シムラについて

スタッフブログ

おすすめ物件情報や日々の出来事などお伝えします。

出張版☆家づくりカフェ15 ~時を刻む家~内覧会 2/11-12

 

こんにちは!白岩です。

 

今日は、完成見学会のお知らせです。

 

 

あきる野市野辺。
閑静な住宅街の一角にその家はあります。
その辺りに行けばすぐわかります。
他の洋風な家々の中で一風変わった土っぽい家がありますから。笑

 

 

このお家は、建て主のKさん家族と設計者の私と現場監督や各職人さんのコラボレーションで出来上がった、たくさんの「人の想い」と「時の物語」が詰まったお家です。

 

 

 

■何十年単位の「時」

 

この家のリビングと和室を隔てる風合いのある格子建具は、建て主のKさんがアンティーク家具屋さんで見つけてきた建具を、私がその建具のサイズに合わせ図面を描き、現場監督が加工場に運び、建具職人さんが細部を調整&加工して出来上がりました。
そして良く見るとこの建具には、以前使われていたお宅のお子さんが描いたであろう落書きが刻まれています。笑
どこにあるかは探してみて下さい。

 

 

 

■春夏秋冬の「時」

 

この家のほどほどの長さの軒は、南隣のお宅との距離と、夏と冬の太陽の角度から逆算して長さが決まりました。
夏の強い日差しは遮り、冬の暖かな陽はリビングの奥まで招き入れる。
そしてこの軒先には雨どいがありません。
私はつい杓子定規に雨どいを提案してしまいましたが、建て主のKさんの希望で外しました。

 

「雨を愉しみたいんです」

 

この一言こそが、この家のデザインを物語っています。

 

建て主さんのDIYによってこの軒下には縁側ができる予定です。
目の前の庭には立派なしだれ梅。

 

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて。

 

この縁側にKさん家族が座る事で、天気と四季を愛でる空間になると思います。

 

Kさんも私も、お酒が弱くてコーヒー好きという共通点があるので、花見酒ならぬ花見コーヒーが今から楽しみです。

 

 

 

■温故知新

 
正直に言えば、建具にしても何にしても、出来合いのメーカー品をただ取り付けるだけの方が設計士も現場監督も建具職人も楽です。

 
いや、そもそも出来合いの物を説明書通りに組み立てるだけですから建具職人は必要ありません。

 
そうやって職人の手が必要ない、工業化され大量生産化された家が現在主流の家づくりです。

 
いえ、主流”だった”家づくりです。

 
モノからコトへ時代の価値観が変わってきた現代とこれからは、人の手や関わる人たちの顔の見える家づくりの大切さが改めて見直されています。

 
そしてそんな家を、現代技術で造る事が大切です。

 
具体的には、耐震性や断熱性です。昔より今の方が優れている部分は現代の技術を用いて。

 
古き良き部分は、先人の知恵を受け継いで。

 
効率と合理化を追求する家づくりからも学ぶところはたくさんありますし、世の中に必要だと思いますが、それとはまた違った、温故知新の家づくりという価値観もまた、大切にしていきたいですし、必要とされていると思います。

 
このお家から、人と人との繋がりの中で造られていく家づくりの物語や価値を感じて頂けたらとても嬉しいです。

 

キャプチャ01

 

キャプチャ02

K様邸引き渡しセレモニー☆

本日 二世帯の注文住宅を建てて頂いたK様の引き渡しセレモニーを執り行いました。

お客様の家となる第一日目が思い出となるように、

シムラではテープカットと花束贈呈、記念撮影を行っています。

ご主人と奥様が到着。玄関ドアまでレッドカーペットを歩いていただき、

セレモニースタート!

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社長や担当の笠間、設計の増田よりお祝いの言葉を述べさせて頂いた後、

いざテープカット☆

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そして奥様へ花束贈呈。

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お施主K様より一言頂いている時・・・実はシムラを訪問されて

最初にK様をご案内したのは社長だった事が判明!

(K様は覚えていらしたのですが、社長が忘れていた様子だったのです)

およそ1年程前の事だったので、K様とお話されている内に

記憶がよみがえって来た社長。「そういえば。。。そうでしたそうでした(笑)」

しかもその時に3棟のモデルハウスをまわったというフットワークの軽いK様にも驚き!

 

朝から冷たい風が吹いていましたが、K様のお話で場がなごみ、

無事にお引き渡しを終えました。

最後に皆で記念撮影★。

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シムラでの家づくりはいかがでしたか?と伺ったところ、

「満点です!細かい所も全て実現してもらいました。」と満足頂いた様子。ありがとうございます^^

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営業担当の笠間や設計の増田も声をそろえて言っていたのですが

K様は本当にフットワークが軽い。

セミナーで色々学んだり、施行中に現場へ足を運んでくださったり、増田曰く、

「専任の現場監督のようでした(笑)K様から状況を報告してもらった事もありました。」

家づくりに関して熱心で、現在の家の作りや性能をきっちりと納得された上で建てたK様

 

各スタッフとも知り合いになり、安心して家づくりに専念できた秘密は

無料セミナーに積極的に参加し、自ら色々と勉強した事もあったようです。

 

K様も通ったシムラの無料セミナー、自分達らしい家づくりをはじめたい方にお勧めです。

ゆったりとモデルハウスで寛ぎながら、不安や疑問などご相談頂けます。

https://sumitai-ie.jp/news/seminar/

シムラ新年会終了しました☆

シムラの新年会、無事に終了いたしました!

ご来場頂いた皆様 ありがとうございました!

午前中から沢山のお客様に来場いただき、予想を上回る70組以上の方にお越し頂きました。

 

社長の挨拶から始まり、鏡開きの後は、、

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先日のネーミング募集の表彰式を行いました。

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採用者のI様に賞金の三万円を進呈!

シムラではイベントチラシや情報誌、イベント活動を総称したネーミングを募集しており、

。採用決定したネーミングは『木くらし日和』。

I様はシムラの木の家での暮らしや活動をたくさんの人に知ってもらい、広がっていってほしい。

そんな意味も込めてくださったようです。I様、お忙しい中、ありがとうございました!

 

さてさて、いよいよもちつきはじめ!

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うすに ホカホカの餅米投入!はじめにもちつきスタッフがこねこね。

だいぶお餅の香りがただよってきた所で、もちつきをしたい子どもにもついてもらいました。

(今回の為に、子供用のきねを用意しておいて良かった〜)

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そして11時からモデルハウス内にて尻相撲大会!

子どもの部からはじまった尻相撲。こどもの相撲を見ている間に、白熱してきた会場内。

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<未就学児の部>

優勝者らいむくん、準優勝はるとくん、第三位あすみちゃん

<こどもの部>

優勝者こうたろうくん、準優勝ほのかちゃん、第三位おうたくん

<大人の部>

大人の部では 身体の大きさや身長差にもめげず、中学1年生のりゅうくんが大奮闘!

おめでとうございます!

優勝者りゅうくん、準優勝Tさん、第三位くみこさん

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13時ぎりぎりまでエントリーを募ったベーゴマ大会。

今日ベーゴマを初めてまわしてみた。という方もいたり、女性でも「参加したい!」とエントリーしてくれた方もいました。

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ベテランも前回優勝者もキンチョー?の大会となりました。

前回の優勝者の 大人の部N様と 子どもの部こうたろうくんは

二連勝なるか・・・・・?

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<こどもの部>

ディフェンディングチャンピオン 優勝者こうたろうくん、準優勝Kくん、第三位かつやくん

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第三位決定戦の女性対決!

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社長と優勝者になったN様対決!

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大人の部

優勝はディフェンディングチャンピオン!となったN様、準優勝M様、第三位K様(女性!)

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おめでとうございます!今年もやられました〜

また来年も?お待ちしております。

 

 

最後に 福引き抽選会をして多いに盛り上がった新年会でした。

お天気も良く、素晴らしい一日となりました。

 

ご来場いただいた皆様

お忙しい中 シムラの新年会にお越しいただきありがとうございました。

今年も

色々なイベントを開催していきますので

どうぞよろしくお願い致します!

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いよいよ明日はシムラ新年会!

明日22日(日)10時より郷の家モデルハウスにて

シムラ新年会を開催いたします☆

【郷の家】シムラ新年会★

前日設営も順調に進んでいます^^

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新春大会の〜尻相撲大会〜の軍配と土俵、完成しましたー^^

あまりの出来の良さに、今後貸し出ししてもいいんじゃないか。っていう声も・・・

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その他、振る舞いやもちつきもします!

14時30〜は 福引き抽選会で締めくくりますよ

金賞は ディズニーペアチケットです☆

その他 あったかグッズや新鮮野菜などなど。

詳しくはこちらをご覧下さい。

【郷の家】シムラ新年会★

明日、スタッフ一同お待ちしております

 

 

引き渡しセレモニーを執り行いました!

大寒の寒さの中でしたが、本日I様の引き渡しセレモニーを執り行いました★

先日 内覧会にもご協力頂いたI様邸。

奥様が設計士で、前々から 家を建てるなら縁側のある平屋にしたい。という熱い想いがあったご夫婦です。

専務よりお祝いの挨拶の後、担当させて頂いた営業の小澤、設計の増田からもお祝いを一言。

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そしていざ テープカット!

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最後に、ご主人と奥様より一言頂きました。

土地から探していたI様、この土地を見つけ、シムラにも興味を持って頂き、

すんなりと話が進んでいったそうです。

そして数ヶ月で理想の庭付き平屋が完成。

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下の写真は I様邸の模型。(よく見ると二階にはご主人らしき人物も^^)

家づくりの図面だけではイメージが湧かなかったというご主人。

そこで、より現実的にイメージできるように、奥様がご主人の為に創ったそうです。

家は家族みんなが暮らすもの。

奥様のご主人への気遣いから出来た新居の模型。とても素敵なご夫婦ですよね。

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新しい家ではお子さんに思いっきりかけまわって欲しい。と仰っていました。

お子さんものびのび、大人もつい長居したくなるI様邸。

後日 施工事例にも掲載させて頂きます。

インタビューへのご協力や内覧会のご厚意を頂きありがとうございました。

今後とも シムラをよろしくお願い致します。

この度は おめでとうございました!

出張版☆家づくりカフェ14 ~古民家×現代技術~

こんにちは!白岩です。

 

資源活用、空き家問題、地球環境が叫ばれて久しいですが、家も、造っては壊す大量生産型使い捨て住宅から、今あるものを活かし住み継がれていくストック型資源活用住宅へ時代が変わってきています。いえ、戻ったと言うべきでしょうか。

 
そのため、近年では宿泊施設やカフェなどを中心に古民家をリノベーションして再活用する事例がどんどん増えています。
家もそうです。

 
デザイナーやミュージシャンなど時代感性が早い人達から広まり、今では古民家をリノベーションして住まいとする人々も
増えてきました。

 
2020年東京オリンピックに向け、「日本らしさ」みたいなものが世界的に再評価されている今、もうすでに建築の世界では、世界中で木造デザインの図書館や美術館が次々に建っています。

 

 

その理由は、「エコ」「なんかイイ感覚」
自然界の材料である木は、鉄やコンクリートなど人工物よりもはるかに省エネルギーで造る事ができ、環境汚染も圧倒的に少ない。

 
そして、人間はどの国の人種であろうと皆、同じ生き物。
自然界の生物である人間には、同じく自然界の植物である樹木がやはり理屈抜きで適しているんですね。

 

 

木造、それも古民家には、コスト削減、省エネ、社会貢献、、、色んなメリットがありますが、

私は設計士としてのメリットをお伝えしたいと思います。

 

 

① 日本の気候に合っている

古民家は簡単に言えば古い家。今のように冷暖房器具が満足にない時代です。
そのため、その頃の家は陽当たりや風通し、夏の太陽の向きや冬の北風の向きに対し実に合理的に考えられています。
機械で何とかできなかったために、より自然環境に適した造りになっているんですね。

 

 

② (ちゃんと造られていれば)耐久性に優れている

強度もそうです。金物や機械加工の技術がなかったために材料がよく吟味され、適材適所で使われていました。
神社やお寺が良い例です。現実に、コンクリートビルの何十倍も長くもっていますもんね。
でも、、古民家には大きな大きな欠点があります。
それは、地震や火事に弱く冬とても寒い事。

 

 

大地震はその都度人間にとって未知の自然災害ですから、大きな地震を経験するたびに家の造り方は改善されてきました。
そして、その時の技術力が大きく影響します。神戸、中越、東日本、熊本と経験を重ね科学技術も大きく進化している現代の技術力は古民家が造られた当時とは比べ物になりません。

 

 

火への耐火性能や夏涼しく冬暖かい断熱性能も同じです。
日々、新しい技術や材料が生み出され、技術は常に進化しています。

 

 

(ただ、性能や美観ではなく、手っ取り早く簡単に安く造ってとっとと売るための技術というのも世の中にはたくさん出回っていますので、その辺は私たちが見極めサポートします。そういう家が日本の住宅の平均寿命をたったの27年程度という世界最低ランクにしてしまっているので。。ローンも払い終わらないっちゅうねん!)

 

 

すいません。途中、個人的なグチが入りましたが。。笑

 

 

ならば、古民家の持つ本来の家の良さみたいなものを活かしつつ、現代の技術で耐震性能や断熱性能を上げれば良いだけです。当たり前で簡単な事なんです。

 

 

世界共通の理想の家は、「強・用・美」を兼ね備えている事。

 

 

日本の場合で言えば、「住みやすい古民家」といった所です。

 

 

「地震に強く高性能で美しい古民家」もしくは、「強・用・美」を兼ね備えた新築住宅が、日本最強の家ですね☆

 

 

一緒に、そんな家を創りませんか?(^_^)

 

長崎 ②

 

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スタッフブログ〜新年会準備☆

今週末の22日はシムラの新年会!

今年もみなさまに楽しんでもらえるようなコンテンツでお迎え致します。

★尻相撲大会やベーゴマ大会、福引きなど、大人も子どもも熱くなるような遊びで

一緒に盛り上がりましょう♪

【新年会の詳細はこちらをご覧下さい☆】

https://sumitai-ie.jp/events/10577/

 

その準備の様子をちょこっと紹介。。

 

シムラのイベントスタッフ、毎回準備には真面目に取り組んでいます。

特に 小道具が本格的!じゃーん☆

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タイコじゃないですよ。当日11時からスタートする尻相撲の土俵です。

そして、まだ途中ですが行事が持つ「軍配」も手作りです。

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やっぱり小道具があるだけで、相撲をとる方も気合いが入るんですよね。

シムラスタッフの遊びに対する情熱・・・いつも真剣です(`_´)ゞ

さて、

土俵の完成を確かめるべく、もちろん試しにスタッフで相撲をとってみます・・・

大人二人が土俵にのってみます。

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「え!意外と小さいけど大丈夫なの?」と

ドキドキする距離におばちゃんビビります。

そこで尻相撲に長けたスタッフから、アドバイス。

「コツはね、フェイクをするか、先手必勝でやるかだけど、足は揃えるより広げるといいよ」

おけ!

いざ 東:とくのふじ VS 西:原のまる1戦目。のこったのこった!

おしりを低くして、どーーーーん☆

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東:とくのふじ 勝ちました。

2戦目。のこったのこった!

。。。フェイクを意識しすぎて 自爆しました・・・・

(皆さんはこのような事にならぬよう)

 

やってみると、身体もホカホカしてあったまりました!

勝っても負けても 笑っちゃう。

子ども同士の相撲も 盛り上がりそうです。

 

尻相撲は 郷の家2階にて11時から。

幼児の部、子どもの部、大人の部があります。

当日のエントリーはお早めに受付にて♪

お待ちしております!

【新年会の詳細はこちらをご覧下さい☆】

https://sumitai-ie.jp/events/10577/

 

出張版☆家づくりカフェ13 ~失敗しない家づくり5原則~

こんにちは!

 

駅伝、青山学院大学が3連覇でしたね!!
毎年、酒飲みながら駅伝見て泣いているおっさんの白岩です。

 

お正月という事で皆さんにブログを読んでもらえ易いので、
立て続けに投稿します。笑

 

先日の、最も大切な「キモチ」の部分を大前提とした上で、
失敗しない家づくりの5つの原則をざっくばらんにお伝えします。

 

私が10年かけて調べ上げた全ての家づくり体制、建築設計事務所、工務店、ハウスメーカー、ゼネコン、フランチャイズ、、など、延べ648社に及ぶ調査の結果です。
お正月なので、この無料ブログで大サービスします。

 

各業態ごとに適した建築物は変わります。家、ビル、商業施設、図書館、保育園、、、
今日、私がお伝えするのはあくまでも「家」の場合です。

 

皆さんが家づくりを考える際、648社も比較検討する事はまず不可能ですので、きっと参考にして頂けると思います。

 

 

 

①地元で土地と設計と工事ができる工務店を選ぶ

不動産+工務店で社内に設計士がいる会社が良い。

家を建てるには、まずは土地があってこそです。
土地ごとに様々な法規制がかかります。土地と建物は一緒に考えなければそもそも家づくりは成立しません。
さらに資金面でも、皆さんにとって大事なのは建物の価格や土地の価格ではなく、土地と建物の合計金額。
資金の面でも家の内容の面でも、土地と建物を切り離して得する事は何も無い。

 

 

 

②名前や看板に惑わされない

家に会社の看板は関係ない。上場企業の方が保障やメンテナンスが手厚いと勘違いしがちだが、法律や規定でどの会社でも同じように行っています。(行わなければならない)
大事なのはむしろフットワーク。大企業のように、〇〇センターで一旦受け付けて次の日に担当から連絡があり、メンテナンス部隊が1週間先にしか空いていない。などという状況は、公共施設ならまだしも一般家庭では生活不能になってしまう。
例えばお湯が出ない状況で、1週間待てますか?

 

 

 

③理屈ではなく感性で決める

耐震性、断熱性など理論に基づく性能は、求めればどの会社でも対応できます。
一方、デザインや間取り、相性やセンスは、理論ではないため、似ているようでも非なるものです。

そして、住宅の快適性や住みやすさ、本当の価値は理論的な要素ではなく感性的な要素で決まります。

 

 

 

④日本で建てるなら家は木造

なぜ日本では木造建築が文化として根付いてきたのか。
それは日本の気候風土に適した材料だからです。
森林が多い国だからではない。気候風土に適しているからこの国には森林が多いのです。
さらに、人間は自然界の生き物です。自然界の生き物には自然界の素材が適しています。
その効能は大量にあるのでここでは詳しくはお伝えしませんが、自律神経や心拍数への影響など心身への効果が多大にあります。
家自体がパワースポットになるわけです。
大切なのは居住空間なので、例えば1階を鉄筋コンクリートで造って車庫や収納にし、その上に木造の居住空間を載せても良いと思います。

 

 

 

⑤量より質

同じ生活ができるなら、家の面積は小さいに越した事はない。
コストが下がるのはもちろんの事、耐震性や断熱性も有利になり、さらに、敷地に余白がたくさんできる事で、庭など外部空間を豊かにできます。
皆さんも温泉旅館などでご経験あるかと思いますが、日本における家の精神的豊かさは、四季の移り変わりをはじめとした外部の変化や要素をいかに取り込めるかです。
その上で、今の時代に適した高断熱性や高耐震性を兼ね備えていれば言う事ありません。
そして、それは意外と簡単に実現できます。
例えば、無駄な廊下、あるけど使えない収納、無駄に歩くスペースが広い部屋(中途半端に広くしても、何を置けるわけでも何に使えるわけでも無い。ただ何でもないスペースが空くだけです)

出張版☆家づくりカフェ12 ~表情のある家。あなたと私のキモチ~

 

 

明けましておめでとうございます!白岩です。
お正月なので世間話多めでも良いですか??笑
皆さん、お正月はいかがお過ごしですか?
私は昨日、モリタウンで映画を観て来ました。

 

「ぼくは明日、昨日の君とデートする」

 

小松菜奈さんがすっげーかわいかったです。

じゃなくて、とても良かったです。
私は夢とかたくさん語るくせに変な所リアリストでして、タイムスリップとか時間軸違う系の映画は苦手で、実は「君の名は」もあまり刺さらなかったんです。
この映画もそういう意味ではあまり入り込めなかったんですが、なんて言うか、相手の立場や気持ちになる事の大切さをすごく体感できる映画でした☆

 

 

という前置きで、2017年最初の家づくりカフェのテーマは「キモチ」です。初心に戻って。
家は、抽象的なイメージや創造と具象的なリアリティや理論を行き交いながら形成されていきますが、そのバランスは「キモチ」側が勝らないと良い家にはならないんです。

 

やっぱり最後はキモチです。

ありきたりですが、巡り巡って結局そこに帰ってきます。

良い悪いではありません。本当の意味での注文住宅が欲しいのであればです。

 

 

理論100%で出来た家が「大量生産型の平均値住宅」です。
ハウスメーカーによる住宅はこれに分類されます。
この分類の住宅は膨大なバックデータを元に「平均値」でつくられています。

 

 

家を分解していけば8割は一緒だと言われています。
それは、法律・構造・性能・使いやすさ、気候風土など、家として人間として共通する要素で8割は占められるからです。
残りの2割は考えないのが大量生産型の平均値住宅です。
会社によって完成度の差はあります。
それが、価格やブランド力で現れています。

 

 

この手の住宅は転売がしやすいです。誰に対しても当たり外れが無い。
ただ、高くは売れないです。他にも同じような家はたくさんあるから。値段勝負になります。
そして、あなたにとっても別にどの会社の住宅でも良い事になります。
それぞれの「特徴」と「値段」を比べてしっかり選べば、とりあえず大きな間違いはない家が手に入ります。
ただ、残り2割を考えない平均値住宅なので「無表情の家」になります。

そして、期待以上の感動は得られません。

約束した事が約束通り出来上がる家です。

 

 

これに対して、真の注文住宅とは「共感型の創造住宅」です。

住宅って経験値がすごく大切で、熟練の設計士であればあるほどかゆい所に手が届く設計をできます。
なので私は、家の設計を引き受けるべきか迷っていた時期がありました。
私に頼むよりも、50代60代の先輩を紹介した方が良いのではないかと。

 

 

そんな時、ある大御所の先輩に、
「君の言っている経験とやらが生きるのは大量生産住宅。注文住宅に必要なのは共感力だ」
と言われてハッとしました。
「共感力」
言葉にできない想い、言葉の向こうにある要望を察知する感覚。

 

 

こればかりは経験では補えない。むしろ経験が邪魔をするんです。
黒電話で育った年代の人が、スマホで育った年代の人の感覚にはどうやってもシンクロできないんです。
こればかりはしょうがない。理屈や知識ではないので。

 

 

感覚共有の範囲はおそらく前後10歳くらい。
私も20代後半から40代前半の方とはシンクロできても、10代や20代前半の人とはおそらくシンクロできません。
なので設計士にも「新陳代謝(世代交代)」が重要になってきます。
共感するには、同世代の設計士とたくさん会話するしかありません。
私たちとたくさんおしゃべりしましょう。
カフェでおしゃべりするように。

 

 

家の事じゃなくても構いません。
真に知りたいのは表面に現れる「要望」ではなく、家を造りたい根っこのキモチ
あなたの「考え方」や「価値観」です。
いつの世も、どんな事でも、結局肝心なのは「キモチ」や「絆」です。
色んな住宅メーカーが技術とか性能とか理論的な事を売りにしてますけど、ぶっちゃけ、それは別にその会社でなくてもできちゃいますから。
それが理論であり技術という事なんですもの。
そして私たちには「なぜなぜ攻撃」をして下さい。
多くの人にとって初めてとなる家づくり。
分からない事だらけのはずなんです。
どうか疑問を飲み込まないで。聞いて良いのかな?などと変な遠慮はしないで。

 

 

キモチが込められている家からはキモチがこもった言葉が返ってくるはずです。

 

 

「ここに収納があった方が料理する時に楽ですから。かと言って収納が目立つと部屋が乱雑になっていくので、こんな収納はどうですか?」

 

「○○さんはこういう感じが好きかなと思って」

 

という風に。
反対に、大量生産型の家からは「一般的には」「よく言われるのは」という安パイであいまいな言葉がたくさん返ってくるはずです。
なんせ私もその経験がありますから。

 

 

皆さんには「自分の家を知る権利」があります。
知れば知るほど自分の家になっていく感覚を味わえるはずです。
知れば知るほど、私たち作り手の考えや想いも伝わるはずです。

 

 

その一つ一つが「共感力」になっていきます。
共感力が高いほど、あなたの家になります。
そうやって出来るあなたの家は、あなたの表情のある家になります。

 

 

家も服も、車も食事も、みんな暮らしの一部です。
大切な一部で、単なる一部です。

 

 

大切に。でも気楽に。いいあんばいで。
2017年もたくさん暮らしについてお話ししましょう!
では、今年も家づくりカフェで待ってます♪

 

 

健幸工房シムラ 月イチ無料セミナー
家づくりカフェ /担当 白岩久知

https://sumitai-ie.jp/events/10270/
予約制です。
ご予約、お問い合わせはこちらまで↓

0428-31-5550
event@sumiai-ie.jp

 

出張版☆家づくりカフェ11~サンタクロースの気候風土~

こんにちは!白岩です。

 

いよいよ今週末はクリスマスですね!

 

サンタクロースの地元って知ってますか?

 

2つ説があるようでして、一つはフィンランド。もう一つはグリーンランド。

 

フィンランドの方には実際に「サンタクロース村」があるそうです。

 

話は北欧に変わって。。

 

フィンランドをはじめとする北欧の家って日本と似ているんです。

 

これはアルヴァ・アアルトというフィンランドの誇る歴史的建築家の自邸です↓

 

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出典: instagram.com(@helen_leask)

 

 

なんとなく見た事あるような家じゃないですか?

 

けっこう色んなハウスメーカーもパクってますからね。笑

 

僕ら専門家に言わせれば全然パクれてないですけどね。笑

 

 

もう一軒。これは北欧のもう一人の伝説的建築家。

スウェーデンのグンナール・アスプルンドの別荘です↓

 

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©Yokio Yoshimura Japan

 

こんな感じの家も日本にたくさんありますよね。

 

私も何軒かデザインしています。

こんなに洗練されたデザインには遠く及ばないですけど。。。苦笑

 

これらの建築がなぜ日本の建築と似ているのか。

 

それは、木が多い気候風土だからです。

 

木が多い国ならば木の家が。土の多い国ならば土やレンガの家が自然と「その国の家」になります。

 

文化は気候風土から生まれますもんね。

 

そうそう、スウェーデンと言えば「魔女の宅急便」の舞台でも有名ですよね↓

 

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出典hetal1ty.blog82.fc2.com

 

 

そして、我らが日本の木の家↓

 

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出典:軽井沢の山荘/吉村順三

 

 

その国の気候風土に合わせて家をつくる。

 

それって不自由だと感じますか?

 

私は逆に自由だと感じます。

 

気候風土という全ての根本となっている原理原則が、私たちの家に確固たる自信をくれる。強い安心を与えてくれる。

 

それに守られているからこそ、私は真っ白なキャンパスに自由に絵を描き皆さんにご提案できます。

 

私は最初にお会いして、色んな夢や希望を聞く時間が一番好きです。

 

できれば、「ヒアリング」なんて固っ苦しい「打合せ」ではなく、居酒屋で話したい。笑

いや、本気でそう思っています。

 

皆さんは、どんな家を描き、その家からはじまる未来にどんな夢を想いますか?

 

自由に「家=夢」を描きましょうね!!

 

☆Merry Christmas☆

 

 

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