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設計の引出し

こんにちは。設計士の白岩です。
ちょっと遅い夏休みを頂き、四国へ行ってきました。

ずっと行きたかった初の四国☆
台風を横目にスケジュールを変えまくり、嫁さんを振り回し、いや振り回され?笑、
今回もまた色々な風景、建築、食べ物、文化に触れてくる事ができました。

ここでは少しずつご紹介しますので、また打ち合わせなどでお会いした時に色々お話しできたらと思います。

 

香川県庁舎 (高松市 / 丹下健三)

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北浜アリー (高松市 / 井上商環境設計事務所)

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丸亀美術館 (丸亀市 / 谷口吉生)

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伊丹十三記念館 (松山市 / 中村好文)

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道後温泉本館

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道後館 (道後温泉 / 黒川紀章)

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男木島 (香川県)

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豊島美術館 (香川県 豊島 / 西沢立衛)

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今回は、大きな建築物をメインに回りました。
個人住宅に最終的に表れるのは、個別の快適さ。
個人住宅以外の建物に最終的に現れるのはその1歩手前、みんなに共通する快適さです。その建物の建つ場所を環境を読み解く事、光と闇、風や大地、広がりと落ち着き、精神性や美しさ、などなど。

その「みんなに共通する快適さ」が設計者、特に住宅の設計者には重要で、
住宅設計という仕事をしていると8割以上はその追求と提案になります。
(現実はその9割以上雑務に振り回されてますが。。。笑)

その基本があってはじめて、住宅という建築で個々の住む方のカタチに応用させる事ができます。

今回もまたたくさんの空間体験の引出しを仕入れてきました。
その「空間体験の引出し」「専門知識の引出し」が設計者の「設計の引出し」となります。
そこにリアルな日常の生活者としての感性や視点、自分自身の暮らし方やセンスからの「暮らしの引出し」が掛け合わさり、
「住まいの提案力」となるのだと思います。

全国のあるいは全世界の先輩方の「結果」
同世代の仲間たちの「取組み」
後輩世代の「新感性」

それらから学びながら建築士としての専門性を追求し、家としての「安心と安全」「快適さとコストを含めた合理性」を。
毎日の等身大の生活から「暮らしの愉しみと心地よさ」を。

我々設計者にとってお客さんに満足して頂くのは最低限の前提であり、スタートラインです。

お客さんの希望に対し、専門家として専門家ではないお客さんの想像を超える提案をしてはじめて、私たちに依頼される意味があります。

また一つ、この経験を自分なりに料理し、皆さんへ提供しますので、また味わって頂けるのを楽しみに、建築設計に向かいたいと思います。

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