シムラについて

スタッフブログ

2015年11月

出張版☆家づくり図書館~快適さのヒミツ~

こんにちは。設計士の白岩です。
今日は設計士の七つ道具の一つ「スケール」をご紹介しながら、家の「快適さ」についてひも解いて行きたいと思います。

 

 

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このスケールという道具は皆さんもご存知だと思いますが、物の寸法を測る道具です。

家というのは、「寸法」で出来ていると言っても過言ではありません。

家の面積も、屋根の高さも、窓の大きさも、柱の長さも階段の段数も。。
全て寸法の組み合わせ、積み重ねで出来ています。

 

シムラでは毎週木曜日のお昼に建設部会議というのがあります。
白熱する時は3時間以上にもなってしまうこの会議でも、自然と議題の多くはこの「寸法」についてになります。

 

例えば、引き戸と壁の間が10mmでは広すぎてすき間風や光が漏れる。
かといって3mmでは扉が壁と摺れていずれ動かなくなる。
5mmでも巾木とこすれてしまうから、では7mmにしましょう。

 

トイレの上に付ける棚は、180cmの位置だとちょっと高すぎて使いづらいから、160cmにしましょう。
でも高さが160cmの位置で、棚の奥行きが45cmもあるとトイレから立ち上がった時に頭をぶつけてしまうから、160cmの位置ならば奥行は30cm程度にしましょう。それでも十分トイレットペーパーは置けますしね。

などなど。

 

建設部には、設計-施工-アフターメンテナンス の各専門家が居り、
計画(設計)-実践(施工)-検証(メンテナンス)を繰り返し、共有しながら寸法のブラッシュアップを繰り返します。
その積み重ねが、より良い家づくりの根幹になります。

 

建築学科の学生の頃あちこちに見学に行く際に、サイフは忘れても良いからスケールだけは絶対に忘れるなよ!とよく言われました。
サイフ忘れれば歩いて帰れば良いけど、スケール忘れたら行った意味が無くなるからと。(笑)

そして気になった所があったらとにかく寸法を測れと教わりました。

 

この階段登りやすいなと思ったら、高さと幅と奥行きを。
この手摺り掴みやすいなと思ったら、床からの高さと手摺りの直径を。
落ち着く部屋だなぁと感じたら、その部屋の天井高さを。
カッコいい形を見つけたら、そのたて×よこ×高さを。

 

そうやって、登りやすい階段や、気持ちの良い窓や、心が落ち着く天井の高さなどを身に付けていきました。
ちなみに、一度すごく見たかった建物を見に行った際にスケールを忘れて依頼、キーホルダー型のスケールを鍵に付けるようになりました。
鍵は絶対忘れませんからね。笑

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実際に設計の仕事をやるようになった今でも、日々この寸法の検討の繰り返しです。
学生の頃は寸法を検討する事、寸法に悩む事は己の勉強でした。
実際の皆さんの家を設計している今では、寸法を検討する事、寸法に悩む事は「丁寧な家づくり」という事だと感じています。

 

一つ一つの寸法を大切にする事は、家づくりを大切にする事です。
一つ一つの寸法に真剣になる事は、家づくりに真剣になる事です。

 

その一つ一つの積み重ねで、快適な家が出来上がります。
家は様々な寸法の積み重ねであり、一つ一つの部分の集合が家です。

 

また今日も、相棒のスケールと家づくりチームのメンバーと一緒に寸法と真剣勝負したいと思います。
私たちシムラの家づくり、一つ一つの丁寧な気持ちの積み重ねにもぜひご注目下さいね☆

サンタクロースの皆様へ。23日は積み木で遊ぼう!積み木講座

おはようございます!明日から3連休ですね^^

そろそろクリスマスのプレゼントをどうしようかとドキドキしているサンタクロースさんも多いのでは。

杜モデルハウスの木のおもちゃ広場をプロデュースしてくれた木のおもちゃチッタさんより、サンタクロースの皆様へメッセージが届いています。
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杜モデルハウスでは、3連休の最終日。
23日におもちゃコンサルタントマスターの横尾泉さんをお招きして、0歳からの積み木講座をやります!

横尾さん曰く、おもちゃにも 「主食」となるおもちゃと、「おやつ」になるおもちゃがあるそうです。

子どもが集中できたり、自分から色んな展開や興味をじっくり拡げていける主食のおもちゃと、
パッと興味をひく、時期が一瞬だけど面白いおもちゃ。
どちらも必要ですが、おやつだけではかたよりますよね。
おもちゃにも バランスが必要なんだそうです。

今回は 主食となるおもちゃの「積み木」。

積木の遊び方・選び方などのおはなしや、
いろんなタイプの積木で実際に遊んで積木と「ともだち」になりましょう!

奥の深い積木とこどもの関係とは・・・・?

年代問わず楽しめる積み木。
遊びの中で、想像力や創造性を育みながら、数学的概念も獲得できる優れたおもちゃです。
そして、色んなおもちゃと組み合わせが出来ますよね。
家を作って人形あそび、レールや駅をつくって車あそび、などなど・・・

子どもは積み木で遊ぶことにより、知らず知らずのうちに多くのことを学び、自ら育っていく力を発揮していくそうです。

そして積み木はその単純なカタチを並べたり、片付けたりするコトで、整理整頓や分類の基本につながっていきます。

おもちゃを選ぶ目を養って、子どもに遊びの栄養を沢山あげましょう!

お出かけ前にぜひ お越し下さい!

11月23日(月)
11時00分~12時00分

『積木とともだちになろう!0歳からの積木講座』

定員10名
参加費500円

お電話かメールにてご予約ください。
TEL042-533-6917
mori@sumitai-ie.jp

11/7(土)-8(日) 「日本の家」完成見学会

 

日本のカタチ×住み手のクラシ×造り手のキモチ=シムラの家づくり

 

青梅市藤橋に、住む人の暮らしに寄り添う家が完成しました。
今週の土日、11/7・8で完成見学会を行います。

住まい手のTさんと一つ一つ丁寧に、親しい友人のように時には雑談も含めた対話を重ね、希望や想いそして未来を語り、紡ぎ合わせながら創ってきた住まいです。

ショートカットのできる「家事動線」

今持っている物やこれから買うであろう物、そして性格やライフスタイルに合わせて造った「ライフオーガナイズ家具」

壁一面全部収納にした「ウォークイン押入れ」

ちょっと横になったり、洗濯物を取り込んだり、子供の遊び場やお昼寝場にもなる「小上がりゴロ寝タタミ」

外の陽を浴びながらちょっと腰かけられる「出窓ベンチ」

通常は廊下のデッドスペースになってしまう場所に設けた「プチ書斎」

など、暮らしを彩る仕掛けがたくさんあります。
きっと様々参考になると思います。ぜひ、ご覧頂けたら幸いです。

 

この家は4年半前の東日本大震災の少し後に行われた「これからの住まい」という全国設計コンペで優秀賞に選んで頂いた「絆を育む住まい/付かず離れずの空間」という考えに基づいて空間をデザインし、提案しました。

 

あのコンペから今まで、あの時の思想や想いを一つ一つ確かめながら現実化させてきましたが、建築というのは思想が現実の結果に反映されるまで長い時間がかかると言われる通り、あの時の「これから」が「今」なんだなとしみじみ振り返っています。

 

戦後、復興期~高度成長期の日本は「力を合わせなければ生きていけない」時代でした。
その後高度成長期が終わり世界2位の経済大国になった後、グローバル化・インターネットの時代になり「一人でも生きていける」時代になりました。
携帯電話の普及で人に会わずとも大抵の用事は済ませられるようになり、Windows95の普及で世界中どこにいても、誰とでも、仕事ができるようになり、個人がテレビCM並みの発信力を持つようになりました。

 

日本の家は個室中心の間取りになり、世界中の画像だけで造られた、海外デザインを表面だけ真似た○○風や○○調のデザインの家が増えました。
結果、個室で分断された家の中には風が通らず、陽が届かず、家族の関係でさえ分断してしまうような、部屋数の多さがステータスだと勘違いした間取りが「個の時代」に拍車をかけました。

 

そして4年半前のあの日、宮城-福島を中心に未曾有の大災害が起き、私たちはやはり力を合わせなければ大自然の前では全くの無力だと言う事を思い知らされました。
縄文時代からずっと何千年も自然を恐れ、敬い、憧れ、愛でて生きてきたはずの私たち日本人が、いつの間にか自然さえもマウスでコントロールできるような錯覚に陥っていたのだと思います。

 

あの震災の後、私は現地に行く事ができませんでした。
自分の無力さを思い知るのが怖かったんだと思います。
自分にできる事は何か。。
あの時の私には結局、目の前の設計に自分の想いを込める事しかできませんでした。
福島は故郷なのであれから何度も帰省していますが、実はいわき地方には未だに行けていません。
あの時の、悔しいような、情けないような、悲しいような、でも未来を信じ立ち向かいたいような、、、
なんとも言えなかった気持ちが、今一つの「カタチ」になりました。

 

次に帰省した際は、足を運んでみようかと思っています。

 

設計担当 / 白岩久知

 

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