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スタッフブログ

設計者のつぶやき

家づくりカフェ22 ~女子力高めの家~

こんにちは!

イクメン設計士目指して修行中の白岩です。

 

というわけで(雑ですが、、、)

今日は、女子力高めの家をご紹介したいと思います。

 

女子力が高い=家事・育児しやすい家=暮らしやすい家

という事です。

 

 

 

ではご紹介していきましょう。

 

 

【ぐるぐる回れる家事ラク動線】

玄関→キッチン→パントリー→ダイニング→玄関

短縮炊事動線を狙った間取り。

写真の扉は右にも左にも動きます。

扉が1枚に見えますが、同じ大きさの扉が2枚重なっていて、もちろん閉め切る事もできます。

ぐるぐる回れる家事ラク動線

 

 

 

【1直線で済む洗濯ラク動線】

こちらは、洗濯動線の短縮を狙った間取り。

脱いで、洗って、干して、しまって。を1ヶ所にまとめた、

洗面&脱衣&洗濯&物干し&クローゼット 全部のせ!の部屋。

 

脱いで洗って干してしまって動線

 

 

 

【泥だらけでもいいじゃん土間】

こちらは育児ラク間取り。

遊び盛りの子どもに汚れて帰ってくるな!なんて無理だし、逆に教育に良くないですよね。

であれば、汚れて帰って来たって良い家ならいーんです。

さらに、玄関土間の横がすぐお風呂!って間取りも実際にありました。笑

泥だらけでもいいじゃん土間

 

 

 

【デットスペースはゼロに!収納ターミナル】

収納って奥行がありすぎると不便ですよね。手は届きにくいし、手前に置いちゃったら奥の物は完全に忘れ去られるし。。

ならば!こっちからとあっちからとさらに向こうからも使えるようにすればいーんです。

収納ターミナル3

こっちからはリビング収納

 

 

収納ターミナル1

あっちからは洗面横収納

 

 

収納ターミナル2

向こうからはトイレ収納

 

 

 

【小上がりベビーコーナーにカフェ風キッチン】

女子力高いカフェ風対面キッチンと、その視線の先にはゴロゴロ遊べるタタミキッズコーナー。

ばっちり監視しながら自分好みのキッチンで料理が出来ます。笑

家事×育児の間取り。

小上がりベビーコーナー

カフェ風キッチン

 

 

 

【家だってオシャレがいいじゃん】

カッコかわいい外観

カッコかわいい外観

 

 

お店みたいなキッチン

お店みたいなキッチン

 

 

おしゃれ一面収納

ショールームみたいな収納

 

 

インダストリアルデザイン

インテリア雑誌に載ってそうなインダストリアルデザイン洗面所

 

 

階段下も有効活用

日曜日のリフォーム番組で見た事あるような、階段下活用デザイン

 

 

北欧デザインとジャパンスタイルの良いとこ取り

北欧デザインとジャパンスタイルの良いとこ取り内装

 

 

 

 

【そして何より、家はとにかく愉しく!!]

自由なアイデアと工夫で自分達らしく!住みやすく!!遊育の家。

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家は間違いなく子供の成長に大きな影響を及ぼします。

 

そりゃあそうです。

だって、家は人生で一番長い時間を過ごす環境なんですもん。

 

優先順位はかなり高くしなきゃなりません。

 

直接、体に作用する「食」の次くらいに大事だと考えて日々家づくりをしています。

 

公園よりも学校よりも、まず「家」で、感性を育んで欲しい。

 

生きるチカラ、考えるチカラ、を毎日の生活の中で自然に身に付けて欲しい。

 

「家育の家」が私たちの合い言葉です☆

新しい住まいの完成!

 

今日はまた一つ新しいお家の引渡し式がありました。
打ち合わせで初めてお会いした時はまだ上のお姉ちゃんが赤ちゃんで。
それが今は弟くんが増え、すっかりお姉ちゃんでした☆
土地探しから設計打合せ、そして工事。。家づくりにかける月日の長さを感じる瞬間です。

 

 

でもやっぱり、一生住む家だから。
子供たちに継いで行って欲しい家だから。
じっくり時間をかけて丁寧に。

 

 

そしてそれと同じだけ、関わる人の願いや想いが蓄積していくものだといつも感じながら家づくりをしています。

 

なんて思い出にひたっていたら、お客さんから逆プレゼントが!!
限定品の日本酒とともに添えられていたのは、便箋4枚にも及ぶお手紙。。

 

 

勝手にお手紙の中の一文を拝借します。笑
「建売のお家は、出来上がっている家に自分たちの生活を合わせていくものに対し、注文のお家は自分たちの生活に合わせて家を造り上げていくのだなと思いました。そういったところも、注文(住宅)にして良かったなと思います」

 

Nさ~ん!!この週末はボク、この日本酒飲みながら泣いちゃいそうです~。。笑

 

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家づくりカフェ21 ~家の材料~

 

こんにちは!白岩です。

 

春野菜が美味しい季節になってきましたね。天ぷらとかもう最高☆

 

私は鎌倉が好きで良く行くので鎌倉野菜が楽しみの一つです。

 

という事で、今回のテーマは「素材」 家を構成する「材料」についてです。

 

家を構成する材料には様々な物があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

 

「全ての物には必ずメリットとデメリットがある」

 

 

まずこの事がとっても重要です。

 

そして、見方や価値観によってどのメリットを選び、どのデメリットを受け入れるか。人それぞれで選択が変わってきます。

 

そして私たちは、数ある材料の中から総合的に見て「現在の時点でベスト、そしてあなたにとってベスト」だと思う材料をオススメしています。

 

ここでやっかいなのは、オススメの材料は会社によって変わるという事です。

 

その会社が「何を提供したいか」によってオススメする材料が変わるのですが、

気を付けないといけないのが「提供したい物=良いと思う物」とは限らないという事です。

 

家を少しでも安くたくさん売りたいと思う会社は単純に安い物をオススメしますし、家を早く造ってたくさん売りたいと思う会社は早く作れる材料をオススメします。

 

 

複数の会社に回ってみた経験がある方は分かると思いますが、会社によってオススメする材料が違うのはそのためです。

建築には正解が無いがゆえに、それぞれの都合や思惑でオススメしたい物が変わるのです。

 

もちろん、全ての会社が会社の都合だけでオススメする材料を決めているわけではありせん。例えば、弊社シムラであれば、「自然素材の健康材料」が大きな選択基準の一つになっています。

 

最初にお伝えした通り、材料は野菜と同じような物ですから、素材で味(性能や内容)が決まります。

 

材料の果たすべき最低限の役割は、「そこに住む人の健康と快適性です」なので、「素材としての素性と材料としての能力」を満たせない物はどんなに安くても私たちはオススメしません。

 

「安かろう悪かろう」な家であればその辺にたくさん売っていますので、そもそも注文住宅でお金と時間をかけて造る意味がないと考えるからです。

 

しかし、皆さんが数ある材料(選択肢)の良し悪しを全て見極めるのは不可能に近いと思います。

そんな時は私たちに何でも聞いて下さい。

 

例えば私が、医者が処方した薬の良し悪しや成分の違いがちんぷんかんぷんのように、専門職の専門知識はその道の専門家でないと到底分かりません。

 

それでも現代はインターネットで相当調べられるようになりましたが、今度は情報がありすぎて、どの情報が正解か分からなくなったり、その部分だけで検索した結果「良い物」だと思っても、トータルで見た場合のアンバランスな副作用やその隣にある物への悪影響までは検索しきれません。

 

分かりやすい例が「断熱材」です。
高断熱が当たり前の現代において、数々の高性能な材料が選択肢としてありますが、当然ながらメーカーが明記しているのは「その物の性能のみ」ですよね。
「材料」としてはたとえ世界最高レベルの断熱材だとしても、隙間が1センチもできてしまえば「家の断熱性能」としてはほとんどゼロになってしまったり、隣りに接する材料によっては腐ってしまったりするわけです。

 

家は部分の集合で成り立っていると同時に、全体のバランスで成立しているんです。

 

私は、家や建築物は人間の身体ほど複雑ではないですがそれに似ていると考えてまして、例えばこの断熱材の話も、歯並びが悪いと肩が凝るだとか、内臓が悪いと足の裏が痛いとかという事と一緒だと考えています。

 

長くなるので今日ここでは詳しく書きませんが、さらに言えば、人間でいう「心」の面に該当するものが建築にもあります。心身の「身」が建物を実際に構成する「材料」や「構造」であるとしたら、「心」は「デザイン」や「居心地」がそれにあたります。

それが無くても「物としての家」としては成立しますが、別にそこに住む理由はない。別にそこでなくても良い。つまり、せっかく大金かけて造る意味がない。みたいな事ですね。

 

話を戻して、、、

 

断熱材一つ取ってもここでは書ききれないほどの選択肢と、それと同じ数だけメリットとデメリットがあり、選ぶ物によって屋根や壁や床などその他の部分にも関わってきます。

 

もし詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、毎月1回開催しています無料セミナー「家づくりカフェ」で何でもお答えします。

 

私が国土交通省や日本建築学会、建築家協会などの各公的機関や、実際の仕事を通して学んできた事、見てきた事、起こった事、など確かな情報のみお伝えできますし、おそらく国内に存在するほとんど全ての材料についてメリット・デメリットをお答えできると思いますので(^_^)

 

 

ご予約はこちらまで↓
健康工房シムラ 

 042-533-6917
 school@sumitai-ie.jp

 

家づくりカフェ 今後の日程

4/21(木) 10:30~12:00 @モデルハウス杜
5/26(金) 10:30~12:00 @モデルハウス杜

 

 

最後にもう一度。

材料をはじめ構造もコストも間取りもデザインも、家づくりの際の全ての選択肢に共通して言える事は、

 

「全ての選択肢には例外なくメリットと共にデメリットも必ず存在する」

 

という事です。

 

メリットしか無い材料なんて存在しません。そんな物があればみんなそれを使います。なので、オススメする材料のメリットしか言わない会社。これしか無いというような言い方をする人。は信用できないので、まず最初に選択肢から外した方が良いというのが、私からのまず基本となるアドバイスです(^_^)v

 

では今日はこの辺で。

 

家づくりカフェ 番外編 ~6年目の3.11~

こんにちは!白岩です。

 

今日は3月11日。

 

東日本大震災から丸6年が経ちました。

 

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出典:岩手放送「大津波の記録」

 

 

映画かと思った、あの時見た映像。

 

あの時の衝撃は今でも忘れられません。

 

自分たちが日々造っていた建築の無力さを思い知らされたあの日。

 

それからしばらくは設計もデザインも手に付きませんでした。

 

建築家を目指すのを辞めようとすら思ったあの時。

 

私を再び建築の世界に引き戻してくれたのは、その時に担当していた保育園の計画でした。

 

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北海道 東神楽町 東聖花の森保育園

 

 

前回の家づくりカフェで、建築が与えられる希望の力についてお話ししましたが、私自身、子どもたちの未来を創る建築空間に希望を与えられたんです。

 

フェイスブックをやり始めたのもこの時です。

 

電話やメールが全然つながらなかったあの時、フェイズブックが最も有効な通信手段と聞いて登録し、それから地元(福島)の友達たちとも連絡が取れ、日本中、世界中から色んな情報を得る事ができるようになりました。

 

 

文章を書き始めたのもこの時です。

 

直接会って話す事で伝えられる熱量には及びませんが、一生かけても伝えきれないほどの人々に一瞬で伝えられる言葉の力と言葉の責任。

 

その文章の力で、仕事の幅も、人との出会いも、活動の可能性も、はるかに広がりました。

 

 

色んな意味で私のターニングポイントとなったあの出来事。

6年経った今やっと、目をそむけずに感謝できるようになりました。

 

 

そう言えば、弊社自慢の地域コミュニティ型モデルハウス「杜」のコンセプトや空間も、実は震災がきっかけで生み出せたデザインなんです。

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遊具のような家。

地域と繋がり街の未来に貢献する家。

そして、子どもの未来を育む家。

 

なんか、子どもの事を考えた建築に助けられてばかりです。笑

 

これからも「子ども=未来」と捉え、未来に向かう建築空間をデザインしていこうと改めて思った、2017年3月11日でした。

 

 

 

家づくりカフェ20 空間のチカラ3~希望~

 

こんにちは!白岩です。

 

空間のチカラというテーマでの3部作。

 

ラストは「希望」です。

 

今までの2つは、「付加価値」と「課題解決力」設計士や空間デザイナーとしての技や力量に関わる部分でしたが、最後の一つは根本的な素質の部分。「感性」に関わってくる部分です。

 

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第二次世界大戦で焼け野原になった日本。

 

今の恵まれた時代からは想像もつかない、生きるだけで精一杯だった時代。

 

私の父たちはそんな時代に生まれました。

 

そしてそんな時代に建ち、人々に未来への希望を与え続けた建築物があります。

私の最も尊敬する建築。

 

東京タワー です。

 

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出典「シリーズ戦後70年/建設通信新聞」

 

「昭和33年(1958年)に完成した東京タワー、そしてその6年後1964年に開催された東京オリンピックは、戦後の焼け野原から立ち上がってきた日本人をさらに奮い立たせた、日本の復興と先進国への高度成長時代の象徴で、日本中の人々に当時の辛い状況を乗り切る勇気と、未来への希望を見せてくれた」

と言います。

 

恵まれた時代に生まれた私には、当時の人々の気持ちには、想像ですら及びませんが、「明日への希望」みたいなものが無いと、今日を生きることすら苦しい状況だったのだと思います。

 

人に生きる力を与えた建築である東京タワー。

そんな建築、もうこの先には現れないのではないかと思うほどです。

ただ、未来への希望という事であれば、今の時代も建築や空間にできる事は多くあると思います。

 

それは個人の家でも一緒です。

自分はもちろん、家族や子供たちの未来が思い描けないような家を造る理由は無いと思います。

そういう根本的な「家の意味」に比べたら、その他の色んな数値だとか設備だとかなんてどうでもよくなってくるほどに。

 

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高度成長期を終え新しい時代に入り、次なる過渡期の日本。

そして、3年後の2020年に再び巡ってくる東京オリンピック。

今この時代に生きる建築家である私たちに何ができるのか試されている気もします。

 

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1964年の東京オリンピックの目玉「代々木第一体育館」

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2020年の東京オリンピックの中心「新国立競技場」

 

 

 

戦後72年目。

 

ものすごいスピードで立て直してくださった日本の先輩たちの想いと願い、自分たちと子供や孫たちの未来への希望と願い。

 

バトンをどう受け継ぎ、次の時代へどう託すか。

 

やはり行きつくのは温故知新。「伝統と革新」です。

 

それが家でも、お店でもやはり同じです。

 

自分に誇れ、子や孫の未来を創る我が家。

 

街に誇れ、商売繁盛につながるお店。

 

世界に誇れ、日本の未来を描く建築空間。

 

そんな建築・空間をお届けしていきます。

 

 

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温故知新のインテリアショップ。その名も「温故知新」

 

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福岡県有形文化財 旧戸島家住宅

 

家づくりカフェ19 ~空間のチカラ2~

こんにちは!白岩です。

 

今日は「空間のチカラ2」という事で前回に続き、ワクワクできるような空間をご紹介します。

 

前回は空間のチカラを空間の付加価値と捉えてご紹介しました。

 

今日はもう一つの空間のチカラ。

 

空間による”課題解決力”について、いくつかの事例を交えながらお伝えしたいと思います。

 

 

①マンションへ新たな商品価値を

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このマンションはミュージションと呼ばれる、今やあちこちに建っている楽器OKのマンションシリーズです。

私も何棟かお手伝いさせて頂きました。

その内の一つに、都内の線路沿いで騒音がひっきりなしにすさまじく、借り手が全くいない廃業寸前のマンションがありました。

皆、どうやって騒音を軽減するか考えますよね。

皆当たり前に騒音を「否定」してしまうんです。これだとまず成功には辿りつかないですね。多分、何事も。

でも視点を少し変えて、騒音を「肯定」してみたら答えが見えたんです。

騒音を逆手に取って、演奏OK!楽器OK!の音楽家のためのマンションにしました。

すると、家賃は周辺相場の1.3~1.5倍にもかかわらず、今でも空き待ちの絶えないマンションとなりました。

 

 

②1本の桜の木からはじまった家づくり

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この家は、敷地の隣が東京都の管理する緑道で、1本の桜の木が植えられていました。

建て主さんと敷地を見に行って、その場で僕が桜が目の前になるようなリビングの大開口窓をスケッチして提案し、その場ですぐ不動産屋さんに電話してここに決まりました。笑

敷地としては、旗竿敷地と呼ばれる奥が袋小路になっている扱いづらい敷地で、手前の整形の敷地よりも2百万円くらいも安かったんです。どう考えてもこっちの敷地の方が環境が良いのに。

机上で決まった金額はあてにならないなと思いましたね。建て主さんとは、しめしめって笑い合いましたが。笑

ほんとにリビングとキッチンからのこの窓の風景以外何も決まってないのにはじまった家づくりです。

チラシの裏に1分で描いたスケッチ1枚で設計依頼してもらえるなんて、僕もついに巨匠の仲間入りか!なんて思ったら、そんなミラクルはこれっきりですね。笑

 

 

③洞窟カフェ

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これは私ではなく、私の師による設計の喫茶店です。

吉祥寺サンロードにある、

「くぐつ草」

http://www.kugutsusou.info/

数々のメディアで紹介されている有名店です。

 

雰囲気のあるアプローチを地下に下りて行き、扉を開けるとそこには、、、

まるでジブリの世界のような、素敵な空間があります。

モルタルを塗った天井と壁を、固まる前に皆で徹夜でトンカチで叩いて自然界の洞窟のような空間を造ったと思い出話を聞いたことがあります。

建て主さん、設計者、施工者、関係者、みんなで共同作業して造り上げたこの空間は35年経った今でも行列の絶えないお店であり続けています。

それは空間のチカラです。

それと、やっぱり味も最高でして、ここのコーヒーとカレーは絶品です!ぜひ一度ご賞味下さい☆

 

では、今日はこの辺で。

出張版☆家づくりカフェ15 ~時を刻む家~内覧会 2/11-12

 

こんにちは!白岩です。

 

今日は、完成見学会のお知らせです。

 

 

あきる野市野辺。
閑静な住宅街の一角にその家はあります。
その辺りに行けばすぐわかります。
他の洋風な家々の中で一風変わった土っぽい家がありますから。笑

 

 

このお家は、建て主のKさん家族と設計者の私と現場監督や各職人さんのコラボレーションで出来上がった、たくさんの「人の想い」と「時の物語」が詰まったお家です。

 

 

 

■何十年単位の「時」

 

この家のリビングと和室を隔てる風合いのある格子建具は、建て主のKさんがアンティーク家具屋さんで見つけてきた建具を、私がその建具のサイズに合わせ図面を描き、現場監督が加工場に運び、建具職人さんが細部を調整&加工して出来上がりました。
そして良く見るとこの建具には、以前使われていたお宅のお子さんが描いたであろう落書きが刻まれています。笑
どこにあるかは探してみて下さい。

 

 

 

■春夏秋冬の「時」

 

この家のほどほどの長さの軒は、南隣のお宅との距離と、夏と冬の太陽の角度から逆算して長さが決まりました。
夏の強い日差しは遮り、冬の暖かな陽はリビングの奥まで招き入れる。
そしてこの軒先には雨どいがありません。
私はつい杓子定規に雨どいを提案してしまいましたが、建て主のKさんの希望で外しました。

 

「雨を愉しみたいんです」

 

この一言こそが、この家のデザインを物語っています。

 

建て主さんのDIYによってこの軒下には縁側ができる予定です。
目の前の庭には立派なしだれ梅。

 

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて。

 

この縁側にKさん家族が座る事で、天気と四季を愛でる空間になると思います。

 

Kさんも私も、お酒が弱くてコーヒー好きという共通点があるので、花見酒ならぬ花見コーヒーが今から楽しみです。

 

 

 

■温故知新

 
正直に言えば、建具にしても何にしても、出来合いのメーカー品をただ取り付けるだけの方が設計士も現場監督も建具職人も楽です。

 
いや、そもそも出来合いの物を説明書通りに組み立てるだけですから建具職人は必要ありません。

 
そうやって職人の手が必要ない、工業化され大量生産化された家が現在主流の家づくりです。

 
いえ、主流”だった”家づくりです。

 
モノからコトへ時代の価値観が変わってきた現代とこれからは、人の手や関わる人たちの顔の見える家づくりの大切さが改めて見直されています。

 
そしてそんな家を、現代技術で造る事が大切です。

 
具体的には、耐震性や断熱性です。昔より今の方が優れている部分は現代の技術を用いて。

 
古き良き部分は、先人の知恵を受け継いで。

 
効率と合理化を追求する家づくりからも学ぶところはたくさんありますし、世の中に必要だと思いますが、それとはまた違った、温故知新の家づくりという価値観もまた、大切にしていきたいですし、必要とされていると思います。

 
このお家から、人と人との繋がりの中で造られていく家づくりの物語や価値を感じて頂けたらとても嬉しいです。

 

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出張版☆家づくりカフェ14 ~古民家×現代技術~

こんにちは!白岩です。

 

資源活用、空き家問題、地球環境が叫ばれて久しいですが、家も、造っては壊す大量生産型使い捨て住宅から、今あるものを活かし住み継がれていくストック型資源活用住宅へ時代が変わってきています。いえ、戻ったと言うべきでしょうか。

 
そのため、近年では宿泊施設やカフェなどを中心に古民家をリノベーションして再活用する事例がどんどん増えています。
家もそうです。

 
デザイナーやミュージシャンなど時代感性が早い人達から広まり、今では古民家をリノベーションして住まいとする人々も
増えてきました。

 
2020年東京オリンピックに向け、「日本らしさ」みたいなものが世界的に再評価されている今、もうすでに建築の世界では、世界中で木造デザインの図書館や美術館が次々に建っています。

 

 

その理由は、「エコ」「なんかイイ感覚」
自然界の材料である木は、鉄やコンクリートなど人工物よりもはるかに省エネルギーで造る事ができ、環境汚染も圧倒的に少ない。

 
そして、人間はどの国の人種であろうと皆、同じ生き物。
自然界の生物である人間には、同じく自然界の植物である樹木がやはり理屈抜きで適しているんですね。

 

 

木造、それも古民家には、コスト削減、省エネ、社会貢献、、、色んなメリットがありますが、

私は設計士としてのメリットをお伝えしたいと思います。

 

 

① 日本の気候に合っている

古民家は簡単に言えば古い家。今のように冷暖房器具が満足にない時代です。
そのため、その頃の家は陽当たりや風通し、夏の太陽の向きや冬の北風の向きに対し実に合理的に考えられています。
機械で何とかできなかったために、より自然環境に適した造りになっているんですね。

 

 

② (ちゃんと造られていれば)耐久性に優れている

強度もそうです。金物や機械加工の技術がなかったために材料がよく吟味され、適材適所で使われていました。
神社やお寺が良い例です。現実に、コンクリートビルの何十倍も長くもっていますもんね。
でも、、古民家には大きな大きな欠点があります。
それは、地震や火事に弱く冬とても寒い事。

 

 

大地震はその都度人間にとって未知の自然災害ですから、大きな地震を経験するたびに家の造り方は改善されてきました。
そして、その時の技術力が大きく影響します。神戸、中越、東日本、熊本と経験を重ね科学技術も大きく進化している現代の技術力は古民家が造られた当時とは比べ物になりません。

 

 

火への耐火性能や夏涼しく冬暖かい断熱性能も同じです。
日々、新しい技術や材料が生み出され、技術は常に進化しています。

 

 

(ただ、性能や美観ではなく、手っ取り早く簡単に安く造ってとっとと売るための技術というのも世の中にはたくさん出回っていますので、その辺は私たちが見極めサポートします。そういう家が日本の住宅の平均寿命をたったの27年程度という世界最低ランクにしてしまっているので。。ローンも払い終わらないっちゅうねん!)

 

 

すいません。途中、個人的なグチが入りましたが。。笑

 

 

ならば、古民家の持つ本来の家の良さみたいなものを活かしつつ、現代の技術で耐震性能や断熱性能を上げれば良いだけです。当たり前で簡単な事なんです。

 

 

世界共通の理想の家は、「強・用・美」を兼ね備えている事。

 

 

日本の場合で言えば、「住みやすい古民家」といった所です。

 

 

「地震に強く高性能で美しい古民家」もしくは、「強・用・美」を兼ね備えた新築住宅が、日本最強の家ですね☆

 

 

一緒に、そんな家を創りませんか?(^_^)

 

長崎 ②

 

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出張版☆家づくりカフェ13 ~失敗しない家づくり5原則~

こんにちは!

 

駅伝、青山学院大学が3連覇でしたね!!
毎年、酒飲みながら駅伝見て泣いているおっさんの白岩です。

 

お正月という事で皆さんにブログを読んでもらえ易いので、
立て続けに投稿します。笑

 

先日の、最も大切な「キモチ」の部分を大前提とした上で、
失敗しない家づくりの5つの原則をざっくばらんにお伝えします。

 

私が10年かけて調べ上げた全ての家づくり体制、建築設計事務所、工務店、ハウスメーカー、ゼネコン、フランチャイズ、、など、延べ648社に及ぶ調査の結果です。
お正月なので、この無料ブログで大サービスします。

 

各業態ごとに適した建築物は変わります。家、ビル、商業施設、図書館、保育園、、、
今日、私がお伝えするのはあくまでも「家」の場合です。

 

皆さんが家づくりを考える際、648社も比較検討する事はまず不可能ですので、きっと参考にして頂けると思います。

 

 

 

①地元で土地と設計と工事ができる工務店を選ぶ

不動産+工務店で社内に設計士がいる会社が良い。

家を建てるには、まずは土地があってこそです。
土地ごとに様々な法規制がかかります。土地と建物は一緒に考えなければそもそも家づくりは成立しません。
さらに資金面でも、皆さんにとって大事なのは建物の価格や土地の価格ではなく、土地と建物の合計金額。
資金の面でも家の内容の面でも、土地と建物を切り離して得する事は何も無い。

 

 

 

②名前や看板に惑わされない

家に会社の看板は関係ない。上場企業の方が保障やメンテナンスが手厚いと勘違いしがちだが、法律や規定でどの会社でも同じように行っています。(行わなければならない)
大事なのはむしろフットワーク。大企業のように、〇〇センターで一旦受け付けて次の日に担当から連絡があり、メンテナンス部隊が1週間先にしか空いていない。などという状況は、公共施設ならまだしも一般家庭では生活不能になってしまう。
例えばお湯が出ない状況で、1週間待てますか?

 

 

 

③理屈ではなく感性で決める

耐震性、断熱性など理論に基づく性能は、求めればどの会社でも対応できます。
一方、デザインや間取り、相性やセンスは、理論ではないため、似ているようでも非なるものです。

そして、住宅の快適性や住みやすさ、本当の価値は理論的な要素ではなく感性的な要素で決まります。

 

 

 

④日本で建てるなら家は木造

なぜ日本では木造建築が文化として根付いてきたのか。
それは日本の気候風土に適した材料だからです。
森林が多い国だからではない。気候風土に適しているからこの国には森林が多いのです。
さらに、人間は自然界の生き物です。自然界の生き物には自然界の素材が適しています。
その効能は大量にあるのでここでは詳しくはお伝えしませんが、自律神経や心拍数への影響など心身への効果が多大にあります。
家自体がパワースポットになるわけです。
大切なのは居住空間なので、例えば1階を鉄筋コンクリートで造って車庫や収納にし、その上に木造の居住空間を載せても良いと思います。

 

 

 

⑤量より質

同じ生活ができるなら、家の面積は小さいに越した事はない。
コストが下がるのはもちろんの事、耐震性や断熱性も有利になり、さらに、敷地に余白がたくさんできる事で、庭など外部空間を豊かにできます。
皆さんも温泉旅館などでご経験あるかと思いますが、日本における家の精神的豊かさは、四季の移り変わりをはじめとした外部の変化や要素をいかに取り込めるかです。
その上で、今の時代に適した高断熱性や高耐震性を兼ね備えていれば言う事ありません。
そして、それは意外と簡単に実現できます。
例えば、無駄な廊下、あるけど使えない収納、無駄に歩くスペースが広い部屋(中途半端に広くしても、何を置けるわけでも何に使えるわけでも無い。ただ何でもないスペースが空くだけです)

出張版☆家づくりカフェ12 ~表情のある家。あなたと私のキモチ~

 

 

明けましておめでとうございます!白岩です。
お正月なので世間話多めでも良いですか??笑
皆さん、お正月はいかがお過ごしですか?
私は昨日、モリタウンで映画を観て来ました。

 

「ぼくは明日、昨日の君とデートする」

 

小松菜奈さんがすっげーかわいかったです。

じゃなくて、とても良かったです。
私は夢とかたくさん語るくせに変な所リアリストでして、タイムスリップとか時間軸違う系の映画は苦手で、実は「君の名は」もあまり刺さらなかったんです。
この映画もそういう意味ではあまり入り込めなかったんですが、なんて言うか、相手の立場や気持ちになる事の大切さをすごく体感できる映画でした☆

 

 

という前置きで、2017年最初の家づくりカフェのテーマは「キモチ」です。初心に戻って。
家は、抽象的なイメージや創造と具象的なリアリティや理論を行き交いながら形成されていきますが、そのバランスは「キモチ」側が勝らないと良い家にはならないんです。

 

やっぱり最後はキモチです。

ありきたりですが、巡り巡って結局そこに帰ってきます。

良い悪いではありません。本当の意味での注文住宅が欲しいのであればです。

 

 

理論100%で出来た家が「大量生産型の平均値住宅」です。
ハウスメーカーによる住宅はこれに分類されます。
この分類の住宅は膨大なバックデータを元に「平均値」でつくられています。

 

 

家を分解していけば8割は一緒だと言われています。
それは、法律・構造・性能・使いやすさ、気候風土など、家として人間として共通する要素で8割は占められるからです。
残りの2割は考えないのが大量生産型の平均値住宅です。
会社によって完成度の差はあります。
それが、価格やブランド力で現れています。

 

 

この手の住宅は転売がしやすいです。誰に対しても当たり外れが無い。
ただ、高くは売れないです。他にも同じような家はたくさんあるから。値段勝負になります。
そして、あなたにとっても別にどの会社の住宅でも良い事になります。
それぞれの「特徴」と「値段」を比べてしっかり選べば、とりあえず大きな間違いはない家が手に入ります。
ただ、残り2割を考えない平均値住宅なので「無表情の家」になります。

そして、期待以上の感動は得られません。

約束した事が約束通り出来上がる家です。

 

 

これに対して、真の注文住宅とは「共感型の創造住宅」です。

住宅って経験値がすごく大切で、熟練の設計士であればあるほどかゆい所に手が届く設計をできます。
なので私は、家の設計を引き受けるべきか迷っていた時期がありました。
私に頼むよりも、50代60代の先輩を紹介した方が良いのではないかと。

 

 

そんな時、ある大御所の先輩に、
「君の言っている経験とやらが生きるのは大量生産住宅。注文住宅に必要なのは共感力だ」
と言われてハッとしました。
「共感力」
言葉にできない想い、言葉の向こうにある要望を察知する感覚。

 

 

こればかりは経験では補えない。むしろ経験が邪魔をするんです。
黒電話で育った年代の人が、スマホで育った年代の人の感覚にはどうやってもシンクロできないんです。
こればかりはしょうがない。理屈や知識ではないので。

 

 

感覚共有の範囲はおそらく前後10歳くらい。
私も20代後半から40代前半の方とはシンクロできても、10代や20代前半の人とはおそらくシンクロできません。
なので設計士にも「新陳代謝(世代交代)」が重要になってきます。
共感するには、同世代の設計士とたくさん会話するしかありません。
私たちとたくさんおしゃべりしましょう。
カフェでおしゃべりするように。

 

 

家の事じゃなくても構いません。
真に知りたいのは表面に現れる「要望」ではなく、家を造りたい根っこのキモチ
あなたの「考え方」や「価値観」です。
いつの世も、どんな事でも、結局肝心なのは「キモチ」や「絆」です。
色んな住宅メーカーが技術とか性能とか理論的な事を売りにしてますけど、ぶっちゃけ、それは別にその会社でなくてもできちゃいますから。
それが理論であり技術という事なんですもの。
そして私たちには「なぜなぜ攻撃」をして下さい。
多くの人にとって初めてとなる家づくり。
分からない事だらけのはずなんです。
どうか疑問を飲み込まないで。聞いて良いのかな?などと変な遠慮はしないで。

 

 

キモチが込められている家からはキモチがこもった言葉が返ってくるはずです。

 

 

「ここに収納があった方が料理する時に楽ですから。かと言って収納が目立つと部屋が乱雑になっていくので、こんな収納はどうですか?」

 

「○○さんはこういう感じが好きかなと思って」

 

という風に。
反対に、大量生産型の家からは「一般的には」「よく言われるのは」という安パイであいまいな言葉がたくさん返ってくるはずです。
なんせ私もその経験がありますから。

 

 

皆さんには「自分の家を知る権利」があります。
知れば知るほど自分の家になっていく感覚を味わえるはずです。
知れば知るほど、私たち作り手の考えや想いも伝わるはずです。

 

 

その一つ一つが「共感力」になっていきます。
共感力が高いほど、あなたの家になります。
そうやって出来るあなたの家は、あなたの表情のある家になります。

 

 

家も服も、車も食事も、みんな暮らしの一部です。
大切な一部で、単なる一部です。

 

 

大切に。でも気楽に。いいあんばいで。
2017年もたくさん暮らしについてお話ししましょう!
では、今年も家づくりカフェで待ってます♪

 

 

健幸工房シムラ 月イチ無料セミナー
家づくりカフェ /担当 白岩久知

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