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出張版☆家づくりカフェ12 ~表情のある家。あなたと私のキモチ~

 

 

明けましておめでとうございます!白岩です。
お正月なので世間話多めでも良いですか??笑
皆さん、お正月はいかがお過ごしですか?
私は昨日、モリタウンで映画を観て来ました。

 

「ぼくは明日、昨日の君とデートする」

 

小松菜奈さんがすっげーかわいかったです。

じゃなくて、とても良かったです。
私は夢とかたくさん語るくせに変な所リアリストでして、タイムスリップとか時間軸違う系の映画は苦手で、実は「君の名は」もあまり刺さらなかったんです。
この映画もそういう意味ではあまり入り込めなかったんですが、なんて言うか、相手の立場や気持ちになる事の大切さをすごく体感できる映画でした☆

 

 

という前置きで、2017年最初の家づくりカフェのテーマは「キモチ」です。初心に戻って。
家は、抽象的なイメージや創造と具象的なリアリティや理論を行き交いながら形成されていきますが、そのバランスは「キモチ」側が勝らないと良い家にはならないんです。

 

やっぱり最後はキモチです。

ありきたりですが、巡り巡って結局そこに帰ってきます。

良い悪いではありません。本当の意味での注文住宅が欲しいのであればです。

 

 

理論100%で出来た家が「大量生産型の平均値住宅」です。
ハウスメーカーによる住宅はこれに分類されます。
この分類の住宅は膨大なバックデータを元に「平均値」でつくられています。

 

 

家を分解していけば8割は一緒だと言われています。
それは、法律・構造・性能・使いやすさ、気候風土など、家として人間として共通する要素で8割は占められるからです。
残りの2割は考えないのが大量生産型の平均値住宅です。
会社によって完成度の差はあります。
それが、価格やブランド力で現れています。

 

 

この手の住宅は転売がしやすいです。誰に対しても当たり外れが無い。
ただ、高くは売れないです。他にも同じような家はたくさんあるから。値段勝負になります。
そして、あなたにとっても別にどの会社の住宅でも良い事になります。
それぞれの「特徴」と「値段」を比べてしっかり選べば、とりあえず大きな間違いはない家が手に入ります。
ただ、残り2割を考えない平均値住宅なので「無表情の家」になります。

そして、期待以上の感動は得られません。

約束した事が約束通り出来上がる家です。

 

 

これに対して、真の注文住宅とは「共感型の創造住宅」です。

住宅って経験値がすごく大切で、熟練の設計士であればあるほどかゆい所に手が届く設計をできます。
なので私は、家の設計を引き受けるべきか迷っていた時期がありました。
私に頼むよりも、50代60代の先輩を紹介した方が良いのではないかと。

 

 

そんな時、ある大御所の先輩に、
「君の言っている経験とやらが生きるのは大量生産住宅。注文住宅に必要なのは共感力だ」
と言われてハッとしました。
「共感力」
言葉にできない想い、言葉の向こうにある要望を察知する感覚。

 

 

こればかりは経験では補えない。むしろ経験が邪魔をするんです。
黒電話で育った年代の人が、スマホで育った年代の人の感覚にはどうやってもシンクロできないんです。
こればかりはしょうがない。理屈や知識ではないので。

 

 

感覚共有の範囲はおそらく前後10歳くらい。
私も20代後半から40代前半の方とはシンクロできても、10代や20代前半の人とはおそらくシンクロできません。
なので設計士にも「新陳代謝(世代交代)」が重要になってきます。
共感するには、同世代の設計士とたくさん会話するしかありません。
私たちとたくさんおしゃべりしましょう。
カフェでおしゃべりするように。

 

 

家の事じゃなくても構いません。
真に知りたいのは表面に現れる「要望」ではなく、家を造りたい根っこのキモチ
あなたの「考え方」や「価値観」です。
いつの世も、どんな事でも、結局肝心なのは「キモチ」や「絆」です。
色んな住宅メーカーが技術とか性能とか理論的な事を売りにしてますけど、ぶっちゃけ、それは別にその会社でなくてもできちゃいますから。
それが理論であり技術という事なんですもの。
そして私たちには「なぜなぜ攻撃」をして下さい。
多くの人にとって初めてとなる家づくり。
分からない事だらけのはずなんです。
どうか疑問を飲み込まないで。聞いて良いのかな?などと変な遠慮はしないで。

 

 

キモチが込められている家からはキモチがこもった言葉が返ってくるはずです。

 

 

「ここに収納があった方が料理する時に楽ですから。かと言って収納が目立つと部屋が乱雑になっていくので、こんな収納はどうですか?」

 

「○○さんはこういう感じが好きかなと思って」

 

という風に。
反対に、大量生産型の家からは「一般的には」「よく言われるのは」という安パイであいまいな言葉がたくさん返ってくるはずです。
なんせ私もその経験がありますから。

 

 

皆さんには「自分の家を知る権利」があります。
知れば知るほど自分の家になっていく感覚を味わえるはずです。
知れば知るほど、私たち作り手の考えや想いも伝わるはずです。

 

 

その一つ一つが「共感力」になっていきます。
共感力が高いほど、あなたの家になります。
そうやって出来るあなたの家は、あなたの表情のある家になります。

 

 

家も服も、車も食事も、みんな暮らしの一部です。
大切な一部で、単なる一部です。

 

 

大切に。でも気楽に。いいあんばいで。
2017年もたくさん暮らしについてお話ししましょう!
では、今年も家づくりカフェで待ってます♪

 

 

健幸工房シムラ 月イチ無料セミナー
家づくりカフェ /担当 白岩久知

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