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出張版☆家づくりカフェ04 ~家の選び方と数字 ~

こんにちは!空間クリエイターの白岩です。   日本の家づくりの大きな特徴 「数字」 テストの点数で教育を受けてきた私たち日本人にとって数字は優劣の付け方として分かりやすいですよね。つい、その数字が「正しい」と思い込んでしまいます。 日本人は世界的に見るとびっくりするほど数字を疑わないんだそうです。 自分がたとえ腑に落ちなくても、数字は正しい自分が間違っている。と考えてしまう。 良く言えば素直。悪く言えば自信が無く多数決に弱い。国民性とでも言いましょうか。   国際設計競技大会などに出るとそれが顕著に分かって面白いです。 私たち日本人は一生懸命、「理論」立てて丁寧にプレゼンしようとする傾向が強いです。一言で言うとまわりくどい。 外堀から埋めるというか、否定されてもいないのに否定された場合の言い訳を先にすると言いますか。 きっと「ダメ」と言われるのが怖いんですね。「日本人の案は優等生すぎて魅力がないのが多いのよね」と言われた事があります。。。苦笑   逆に、欧米各国のプレゼンテーションはなんていうか「情熱」なんですね。 理由や理屈は優先順位低いといいますか、エキサイティング!とかワンダフル!というフレーズが多いと言いますか。笑 否定的意見なんて気にも留めない感じで、「この案にはそんなデメリットなんかよりも多くのメリットがあるんだ!!」 という感じです。長所進展というか、逆に利にかなっているように私は感じました。 二元論ってやつですね。万象全ての物には見方次第でメリットとデメリットが存在する。ならば、物事の良し悪しを決めるのは「その場合にはどちらが優先か」という事だけです。   ある調査では、理論よりも情熱で造っているように見える欧米の建物の平均寿命は、アメリカで100年強、イギリスに至っては140年超え。 数字を重んじ、完璧と思われる理論で世界一勤勉に造っているはずの日本は30年にも満たず、世界最低レベルです。。。 これが、言い訳しようのない事実です。   なにが言いたいかといいますと、 今見ている、あるいは自分を納得させようとしているその数字や情報は、本当に正解でしょうか? 学術的には正解だとしても、それは自分にとって正解でしょうか? 家づくりを考えはじめると、誰しもが悩み迷うと思います。 それだけ皆さん真剣だからこそ不安ですし、大きな買い物ですし、情報も選択肢も整理しきれないほど多くある時代です。 そのため、家を造る前に疲れ果ててしまう方も多くいらっしゃいます。   でも私は、悩んで当たり前だと思っています。 だって家づくりに正解なんてないですもん。家は計算式ではないんです。 私たち専門家なんて、何年も何十年も悩みっぱなしです。笑 そんな時は、ネット上の情報にもテレビにも雑誌にも何にも捉われずに、純粋に素直に「住みたい家」を思い描いてみて下さい。   家族や友達とどう過ごしたいか。   どんなライフスタイルで、毎日どんな風に暮らしたいか。   どんな家に住むのが夢だったのか。   この家で子供がどんな風に成長していって欲しいのか。   この家が、子供や自分たちにとってどんな環境であってほしいのか。   結局のところ、そんな事が全てです。数字はあくまでも机上の論理。仮定の平均値です。 でも暮らしはリアル。瞬間瞬間の積み重ねであり感情であり気持ちです。   理由や理論が無いから怖いですか?感覚的な選択に自信が持てないですか? でも、家を造るのに、内容を選ぶのに、そもそも理由が必要ですか? 「なんとなく良いと思ったから」ではダメですか? 専門家である私に言わせれば、逆にそれこそが、教科書に書いてある事よりも講義で習った事よりもはるかに大事な「理由」です。 これはビジネスではなくただの買い物です。 服を買うように、カフェでメニューを決めるように、肩ひじ張らずに楽しい気持ちでリラックスして選んでほしいのです。 その選択に何かお勧めできない大きなデメリットがあれば、私たちがしっかり止めますしアドバイスします。 だから皆さんは小難しい事考えずに夢を描いて下さい。 それが建て主の役目です。小難しい事を悶々と考え迷うのは私たちの役目です。   家を造る上で、理論や数字は確かに重要です。 建築は工学的に成り立たなければ実現しませんから。 でもそれは当たり前の大前提で、どこの誰がつくっても同じです。 なので私は、最後は感性だと思っています。 それは、家がどう造られるだとか、どんな性能の数値だとか言う前の、   「なぜ、家を建てるのか」   という、家を建てるそもそもの目的の部分だからです。 逆に言えば、色んな情報に振り回られもう何がなんだかわからなくなって、この「そもそもの目的」を見失ってしまったら、家を建てる理由がなくなります。家を建てるために悩んでいたはずなのに。。 いつの間にか、本来の目的ではなく目先の何か小さな選択に捉われ行き先を見失ってしまう。。。 この状態はとても不幸な事ですし、その先に目的の家はありません。   でも個人差はあるものの、当然誰しもが途中で道に迷います。 当然です。知らない道を地図も目的地の住所も分からず歩けと言ってるようなものですから。笑 なので、その道案内役として私たち専門家が存在するのです。 餅は餅屋。 迷ったら何でもざっくばらんに私たちに聞いて下さい。   私たちは皆さんにとって、家づくりのコンビなのですから(^_^)v