出張版☆家づくり図書館23~小さくて、資産になる家~
こんにちは!空間クリエイターの白岩です。
最近よく、自分の自邸計画の事を考えてスケッチしたりしてます。
(全く予定は無いのですが。。笑)
プランやデザインはたくさん悩みそうですが、コンセプトは10年以上前から決まっています。
「とことん小さく計画して、とことん品質を高める」
これが究極の住宅だと考えています。
もちろん、大きくて品質も良くて、、なら理想かも知れませんが、そんなお金はありません。笑
設計士なのに家にそこまでお金をかける気もありません。笑
でも面白い事に、「名作」と言われる家は小さな家ばかりです。
その名作を設計した大先輩は、大きくて予算もふんだんにあると特に何も考えなくても要望が満たせてしまうけど、小さいと知恵を絞るしかないから結果良質な家になる。と言っていました。
例えば、この家はヒアシンスハウスという5坪の家です。
1~2人用の小さな小屋住宅。
こちらは9坪ハウス。ファミリー向けの最小限住宅と言われる家です。
上がオリジナルですが、この名作をリスペクトする多くの建て主や建築家たちによって様々なデザインでバリエーションが出来ています。
面積は必要なだけあれば良い。
それよりも「質」を高めたい。
小さければ小さいほど良い家になる。と私は考えています。
将来もし売る事になっても、ただ大きいだけの家より小さくても高性能、高水準の品質の家の方が資産価値も上がります。
それこそ、とことん質とデザインにこだわれば、国が文化財として買い取ってくれるかも。。。
いやいや、それなら博物館にしたり量産したりしてビジネスにすれば遊んで暮らせるんじゃないか。。なんて、子供じみた妄想をしてみたり。笑
でも、「価値」とはそういう事です。
やっぱり30坪はないと、、といったような世間体や、なんとなくどこかで見た事や聞いた事がある、、といった先入観は、とっても邪魔だと思っています。
自分が良いと思えるもの、みんなが良いと感じるもの、社会が良いと認めるもの。
まずは自分自身が価値を感じる家。
そして、他者や社会も価値を感じてくれる、資産になる家づくりをしたいですね!