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出張版☆家づくり図書館 ~家育の家~

熊本及び九州地方の皆さんにはお見舞い申し上げます。
今日は弊社モデルハウス「杜」を、支援物資の寄付受付けの場に提供させて頂きましたが、一日も早く穏やかな日常が戻る事を願いつつ、私たちにもできる事をしていきたいと思います。

 

 

こんにちは!空間クリエイターの白岩です。

久しぶりの家づくり図書館です。

 

テーマは「家育」

東日本大震災の前、世の中が太陽光発電やIHクッキングヒーターの登場でオール電化が流行っていた頃、家庭で火を見たことがないために、火を知らない、火に触ると火傷をするという事も知らない子供が増えたと聞きました。

火に限らず、家庭内だったらちょっと痛い、ちょっと擦りむいた、で済みつつそれで覚えて危険を察知する能力が付いていきますが、家庭内で何も学ばずに外へ出てしまったら、高い建物、車、がけ、川、、、そのちょっとが、大けがや命に関わる事ばかりです。

個人の自由が、わがままや自己中心的思想とはき違えられ、責任を負わされる会社や大人が増えてしまい、世の中が何でもかんでも保全をとる、過保護な時代になりつつある今。。

私たちは「住んでいるだけで家育になる家」を目指したいものです。

 

例えば、シムラのモデルハウス「杜」には、枝付きの磨き丸太が立っています。

構造的には枝なんて関係ないし、過保護的に考えてしまうと危ないだけのデザインです。

しかし、家づくりにとって最も大切なポイントはそこだと考えています。

 

時々、「何のために家をつくるのか」と自分に問いかけます。

それは、家に住む側でも、家を提供する側でも、同じです。

 

何のために家をつくるのか。

 

家づくりだけでなく日常のあらゆる事に通じると思いますが、

私たちは、ついつい目の前に起こる即物的な何かや、数字や文字に追われ、それらばかりに捉われがちで、、、

ふと冷静になった時に還り見ると、目的と手段が逆になってしまっていたりします。

 

何のために家をつくりますか?

 

どんな風に暮らしていきたいですか?

 

根源にあるのは「安らぎ」とか「愉しい」とか「好き」いったとてもシンプルな感情だと思います。

発想もデザインも技術も数値も理論も、、、その感情、心を満たすための手段であり、決して目的ではありません。

そんな家を、そんな暮らしを、そんな場を創りたい。

木の家づくりから、木の暮らし、木の住環境づくりへと、意識を広げて出来上がったのが「杜」です。

その丸太の不規則な枝、曲面の天井、壁の漆喰のコテ模様など、「空間のリズム」は無機質で幾何学の工業的な家では育めない、子どもたちの心や感性を育んでくれます。

それら含め「杜」全体に言える事ですが、公園のような空間づくりを、建築そのものが遊具になるような家づくりを目指しました。

ベンチのように座れる床、登れる柱や壁、寝っ転がって見ていて楽しい天井、お絵かきできる土間、、、

子どもの心を育む住まい。自然界の素材に触れ、自然界のリズムを感じられる暮らし。

 

これからも、さらなる「家育の家」をご提供できるように研鑽を積んで行きたいと思います。

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