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出張版☆家づくり図書館~住宅会社の選び方~

こんにちは!設計士の白岩です。

今回の家づくり図書館はズバリ!「住宅会社の選び方」です。

 

自分の首も絞めかねない恐ろしいテーマです。。が、これもまた相談会などで必ずといって言いほど質問される内容ですのでぶっちゃけちゃいます!!

 

前回の「間取り」についてが、家づくりをはじめた人から受ける質問ナンバー1だとすれば、このテーマは、これから家づくりを考えている人からの質問ナンバー1です。

 

さて、今までもたくさんこのテーマで文章を書いてきましたが、、、

もし途中で自分びいきになっていたら、そこで読むのを止めて下さいね。笑

ニュートラルな内容でなければ全く参考になりませんから。

 

でも実は私、このテーマすごく得意なんです( ̄- ̄)v

なぜかと言いますと、私も皆さんと同じだったからです。

皆さんが、自分の家を造ってもらう人や会社をどこにすれば良いか悩むのと同じように、私も就職活動の時に、自分がどこで家づくりを学んでいけばよいかものすごく悩んだからです。

私の場合は悩み過ぎて、設計事務所でバイトしながら約2年かけて全国の設計事務所と建設会社と工務店とハウスメーカーを約800社調べました。

もはやマニアックな趣味ですね。笑

 

その内の1/10、80社くらいは実際に面接に行きました。

さらに、10年間かけてその内の10社で実際に働きました。

一通りしっかり学ぶために3年以上在籍した所もあれば、実際に体験するためだけに半年だけ入社させて頂いた所、3ヶ月でケンカ別れした所や逆に1年だけと決めていたけれどもう1年働かせて下さいとお願いした所、、、様々です。

 

周りの大人たちからはずいぶん心配されました。笑

親は自由にさせてくれてましたが、気苦労かけていたと思います。

このやり方が良いとは思いませんし、学生には決して真似するなと言っていますが、この経験は今の私にとっては他に替えようがないほどの財産です。

熱意だけは伝わったおかげで職には困らなかったし、今でもたくさん声をかけて頂けます。情報も広くたくさん入ってきます。

 

それらの実体験と情報網からの白岩流「住宅会社の選び方」です。

参考になる所だけ参考にして下さい。

 

①自社のメリットばかり言う会社、他社のデメリットばかり言う会社、は間違いなくダメです。

どんな会社、どんな家づくりにも必ずメリットとデメリットがあります。必ずです。もしも、全てのメリットしかない夢のような会社があるとしたら、世の中にその会社だけあれば良い事になります。
メリット・デメリットを正しく伝え、商品を売り込むのではなく、一緒に「私の場合の優先順位」を同じ目線で考えてくれ、家づくりの「相談にのってくれる」スタンスの会社を選びましょう。

 

②営業マンは人柄と資金計画力

営業担当者はいかに親身になってくれるかと、しっかりとした資金計画の知識があるかどうかが全てです。建築の事は全くわからなくても良いです。
中途半端に分かっていても何の役にもたちません。設計するのは設計士だし、工事を指揮するのは現場監督です。
ハウスメーカーなど大手には一級建築士の肩書を持った営業マンがたくさん居ますが、みんな受験勉強のように一時だけ試験のための勉強をし、信頼を得るためにとりあえず資格を取った人ばかりです。その中で実際に設計の経験がある人などほとんどいませんし、ましてや受賞歴やコンペでの入賞歴などの実績のある人など皆無です。
一級建築士に求められる本来の能力があればそもそも営業ではなく設計を仕事にしていますので。

 

③設計士は要望を汲み取る力と提案力

良い設計士の定義は、聞く力と提案する力に尽きます。
何でもかんでも「はい、分かりました」と言う設計士と、何でもかんでも「どうしますか?」と聞いてくる設計士には注意して下さい。後で出来上がったのがイメージ通りでなかったり、使い勝手が悪かったとしても、「お客さんが言った通りにやりました」と言われて何の対処もしてもらえません。
逆に、こちらの話もロクに聞かず、要望を汲もうともせず、自分の理論を押し付けてくる設計士も要注意です。私の家ではなく、その人の作品が出来上がってしまいます。売名のためのダシに使われて悔しい思いをしてしまいます。

 

④施工者は結果が全て

施工者は実際の「物」をつくる仕事ですから、結果が全てです。施工者をお客さんが直接選ぶことはまず無いですが、過去の事例や工事中の現場の状態を注意深く見て下さい。
多少態度が悪く、ぶっきらぼうだとしても、良い物を造ってればそれは結果的に良い施工者です。愛想が良くても技術力が全然無ければ施工者という職種としては本末転倒です。
無愛想でもうまいラーメン屋みたいなもんですね。笑

 

「家」として適した造り方の比較や、それぞれの会社の規模や形態ごとでの考え方の違いなど、まだまだたくさんネタはありますが、すみません。今回はこの辺で。

続きはパート2を近々書きまーす☆

 

 

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