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出張版☆家づくり図書館~快適さのヒミツ~

こんにちは。設計士の白岩です。
今日は設計士の七つ道具の一つ「スケール」をご紹介しながら、家の「快適さ」についてひも解いて行きたいと思います。

 

 

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このスケールという道具は皆さんもご存知だと思いますが、物の寸法を測る道具です。

家というのは、「寸法」で出来ていると言っても過言ではありません。

家の面積も、屋根の高さも、窓の大きさも、柱の長さも階段の段数も。。
全て寸法の組み合わせ、積み重ねで出来ています。

 

シムラでは毎週木曜日のお昼に建設部会議というのがあります。
白熱する時は3時間以上にもなってしまうこの会議でも、自然と議題の多くはこの「寸法」についてになります。

 

例えば、引き戸と壁の間が10mmでは広すぎてすき間風や光が漏れる。
かといって3mmでは扉が壁と摺れていずれ動かなくなる。
5mmでも巾木とこすれてしまうから、では7mmにしましょう。

 

トイレの上に付ける棚は、180cmの位置だとちょっと高すぎて使いづらいから、160cmにしましょう。
でも高さが160cmの位置で、棚の奥行きが45cmもあるとトイレから立ち上がった時に頭をぶつけてしまうから、160cmの位置ならば奥行は30cm程度にしましょう。それでも十分トイレットペーパーは置けますしね。

などなど。

 

建設部には、設計-施工-アフターメンテナンス の各専門家が居り、
計画(設計)-実践(施工)-検証(メンテナンス)を繰り返し、共有しながら寸法のブラッシュアップを繰り返します。
その積み重ねが、より良い家づくりの根幹になります。

 

建築学科の学生の頃あちこちに見学に行く際に、サイフは忘れても良いからスケールだけは絶対に忘れるなよ!とよく言われました。
サイフ忘れれば歩いて帰れば良いけど、スケール忘れたら行った意味が無くなるからと。(笑)

そして気になった所があったらとにかく寸法を測れと教わりました。

 

この階段登りやすいなと思ったら、高さと幅と奥行きを。
この手摺り掴みやすいなと思ったら、床からの高さと手摺りの直径を。
落ち着く部屋だなぁと感じたら、その部屋の天井高さを。
カッコいい形を見つけたら、そのたて×よこ×高さを。

 

そうやって、登りやすい階段や、気持ちの良い窓や、心が落ち着く天井の高さなどを身に付けていきました。
ちなみに、一度すごく見たかった建物を見に行った際にスケールを忘れて依頼、キーホルダー型のスケールを鍵に付けるようになりました。
鍵は絶対忘れませんからね。笑

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実際に設計の仕事をやるようになった今でも、日々この寸法の検討の繰り返しです。
学生の頃は寸法を検討する事、寸法に悩む事は己の勉強でした。
実際の皆さんの家を設計している今では、寸法を検討する事、寸法に悩む事は「丁寧な家づくり」という事だと感じています。

 

一つ一つの寸法を大切にする事は、家づくりを大切にする事です。
一つ一つの寸法に真剣になる事は、家づくりに真剣になる事です。

 

その一つ一つの積み重ねで、快適な家が出来上がります。
家は様々な寸法の積み重ねであり、一つ一つの部分の集合が家です。

 

また今日も、相棒のスケールと家づくりチームのメンバーと一緒に寸法と真剣勝負したいと思います。
私たちシムラの家づくり、一つ一つの丁寧な気持ちの積み重ねにもぜひご注目下さいね☆